1日目 永遠の『未来』ニーマイヤー建築を訪ねて

南米で最も美しいと言われる街、クリチバ。ここへ来た理由は二つ。一つは、リオデジャネイロへの中継。もう一つは、オスカーニーマイヤー建築を訪ねて。

殺人的に冷房が効いた夜行バスでクリチバに到着したのは、早朝6時。
ターミナルの美しさにまず驚く。どう美しいかというと、ゴミのポイ捨てが少ないとか、怪しい目付きの土産物屋が少ないとか、そういう事だけではない。近代的な計画都市として、美しい。ターミナルがいつの建築かは分からないけれど、柱や階段など、今見ても『モダン』だなと分かる。建築された当初から、21世紀を意識してあった、と言うか。近距離バスの乗り場も、樽を横倒しにしたような形で、実に個性的。まあ、世界一周婦人と俺が国境のごちゃついた街フォズドイグアスから来たから、尚更クリチバが美しいと感じられるのかも知れないけれど。

市街の中心に行くと、コロニアルスタイルの古い街並みが高層ビルに入り混じって残っており、それもまた興味深い。日本にもあるような銀行やショッピングモールの建物の横に装飾的なロココ調の建築が並んで、全く違和感を感じないのは俺だけか?もしこれが日本の大都会で、ショッピングモールの横に白川郷の合掌造りの古民家があったら、違和感バリバリだろう。『伝統的な日本文化を感じる近代高層ビル』。木造瓦葺きの長屋の横に並べられる鉄筋コンクリート。そういう事を、建築家はきちんと追求してきたんだろうか?でなければ、日本は惜しい観光資源を失ってきたことになるし、今後も失い続けるんじゃないか。

二階建て観光バスに乗り込んで、植物園を見た後、ついに本日のメインイベント、オスカーニーマイヤー美術館へ。
美術館の一番の見どころは、展示内容以上に、やっぱり建物そのもの。巨大な目のような部分はホールになっている。それも『モニュメント』としてあるのではなく、300人くらいは入れそうなホール。どんな構造をしているのか?とても不思議だ。
婦人も俺も、すっかりその未来的なデザインに魅せられてしまった。やばいモノを見に来てしまった。旅のルートが変わってしまった。オスカーニーマイヤー建築の聖地、ブラジリアへ行かざるを得なくなってしまった。

近代的なバスターミナル。ほっそりとした美しい柱。

近代的なバスターミナル。ほっそりとした美しい柱。

旧市街を歩く。バスのり場はチューブの形。

旧市街を歩く。バスのり場はチューブの形。

オスカーニーマイヤー美術館。目玉型の建物が印象的。

オスカーニーマイヤー美術館。目玉型の建物が印象的。

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本館と、目玉型の建物を繋ぐ地下トンネル。

本館と、目玉型の建物を繋ぐ地下トンネル。

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