2日目 ロライマ山の麓を目指して

パーティの面子は以下の通り。

この旅に出てから今まで、別に避けてるつもりはなかったけれど、日本人に会うことはほとんどなかった。今回のロライマ山トレッキングで出会った日本人のタカは、既に何ヶ月も南米を旅して、英語だけでなくスペイン語も操るツワモノ。
ドイツ人のヒルマーとマニュエラは、キャンピングカーで南米各地を旅している。彼らはロッククライマーで、世界一周婦人と俺と同時期にパダゴニアへ行くらしいので、再び出会うことになるかも知れない。
ドイツ人二人に同行しているのが、ブラジル人のイゾ。風貌からして茶目っ気たっぷり。旅を通して出会った人々からインタビューを集める、というのが彼のプロジェクト。
動物好きのディーンと大飯食らいのジャックは、まるで兄弟のようにいつもふざけあっている。その二人に絶妙な合いの手を入れるのが、あごヒゲがチャームポイントのオリー。UK三人組はまるで、漫才トリオのようだった。
そしてマーティン。川とか池とか水場を見つけると我先に飛び込んで洗濯を始める、アルゼンチン出身のトランペット奏者。

初日のキャンプを出発して、2つの川を渡る。いつもなら膝まで浸かるくらいの水量があるらしいけれど、今回はくるぶしを少し超えるくらいだった。そこから山裾を登って徐々に高度を上げていく。
合歓の木やブラシの木に似たマメ科らしき美しい花が咲いていると同時に、ススキや茎立ちした巨大なシバの類もここそこら。日本で言う春とか秋という感覚はここにはなくて、ただ雨が降る雨季と降らない乾季があるだけなのかもしれない。しかし俺は、『春と秋とが同時に来た』というような印象をこの風景から受けた。
日本では普通、高度が上がるごとに森が低くなっていくのに対し、ロライマでは、森が深くなっていく。というのも、100年ほど昔の火災で、高度の低い場所の森が全て焼けてサバンナになってしまい、逆に、火の手が届かなかった高所は森が残っているということらしい。焼き畑農業文化の地域特有の事故なんだろうが、悲しい話。

そんなこんなで、昼の12時ごろには全員がこの日のキャンプサイトに到着。ランチを食べて、おしゃべりしたり洗濯したり、各々の時間をまったりと過ごす。
しかしこの時既に忌まわしい悪夢がパーティ全体を襲いつつあることを、まだ誰も気づいてはいなかった。

朝日があがり、一日が始まる

ロライマ山右手より朝日があがり、一日が始まる

一夜明かしたキャンプ場にて。

一夜明かしたキャンプ場にて。

滑らないように靴下を履いて川を渡る。川の水は冷たくて気持ちがいい。

滑らないように靴下を履いて川を渡る。川の水は冷たくて気持ちがいい。

途中、動物好きのディーンが、黄色いブランチスネイクを発見。

途中、動物好きのディーンが、黄色いブランチスネイクを発見。

すすきが一面を覆い鈴虫の鳴き声が聞こえる。曇り空のため、そこまで暑くならず過ごしやすい気温。

ロライマ山の麓に向けてゆっくりと高度を上げていく。

wpid-img_20141013_093630.jpg

wpid-img_20141013_093609.jpg

wpid-img_20141013_093513.jpg

カラフルな花たち

一歩ずつ、山へ近づいていきます。

一歩ずつ、山へ近づいていきます。

キャンプ場から見たクケナン山。崖の切れ目より流れ落ちる滝の高度は優に700mを超える。

キャンプ場から見たクケナン山。崖の切れ目より流れ落ちる滝の高度は優に700mを超える。

 

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s