6日目 グッバイ、ロライマ

ロライマ山トレッキング最終日。世界一周婦人も俺も、前日とは比べものにならないほど回復していた。夜も寒くなかったし、よく眠れた。ご飯も喉を通った。しかしもちろん、最大の要因は仲間の助けのおかげであることは間違いない。

そして、五日前に出発したパラテプイ村へ向けて、歩き出す。

振り返ればロライマ山。雲一つ無い。自分達もこんな青空の下でロライマ山のテーブルの上を歩きたかったな、なんて少し恨めしくも思うけれど、もちろん後腐れなんてない。『もう一度』なんてチャンスは巡ってこないだろう。しかし、もしあれば、また来たいかな。
すれ違うバックパッカー、ガイド、ポーター達と、笑顔で挨拶を交わす。胸に秘めた期待が顔から漏れだしているのが見てとれる。しかしまだ、互いにぎこちない感じ。彼らにはどんなドラマが待っているのだろうか?万事順調でも、そうでなくても、きっと何日後かには自分達と同じように、同じような気持ちで、この道を歩いているのだろう。

ロライマ山の次の目的地へ向けて、それぞれにそれぞれの旅がある。予定がある。だから、今日は遅れられない。そう思って世界一周婦人と俺は一番にキャンプサイトを出発した。しかし、道中で茂みに駆け込み用を足すこと数回、結局のところパラテプイ村への到着はパーティで一番最後になった。

よく冷えたビールで乾杯し、パラテプイ村を去る。4WDで一時間オフロードを走り(前日に強烈な尻もちをついた俺は、腰が蝶番みたく折れるのではないかというくらい痛かった。)、レストランで昼食。さらに一時間走ってサンタエレナの街へ。

久しぶりに温かいシャワーを浴びる。しかしゆっくりと息をつく間も無く、荷物をまとめ、両替商で現地通貨を用意し、次なる旅の準備。共に歩いた仲間たちと慌ただしく連絡先など交換して、それぞれがそれぞれに旅立っていく。なんてアッサリとした別れ!しかしそれも、バックパッカーとして過ごす醍醐味の一つなのさ。

※注※

長きにわたってロライマ山トレッキング編をお読みいただき、ありがとうございました。この文章は日記です。なので事実に基づいてはいます。しかし調子に乗って、いくらか誇張しています。
自分の文章を読んで『なんて危ない!』『ロライマ山なんて行くのは辞めよう。』と思われた方がいれば、とても残念でもったいないことです。ま、そんな人いないか。
登山が好きな方、動物や植物が好きな方、ぜひどうぞ!!

パラテプイ村が見えてきた。

パラテプイ村が見えてきた。

到着後の歓喜のチューと、それを避ける旦那。(picture by isographia/

到着後の歓喜のチューと、それを避ける旦那。(picture by isographia/ 

https://www.facebook.com/isografia?ref=ts&fref=ts)

下山後、レストランにて。チキンにサラダにご飯。山では食べられなかったチキンがとっても美味しい!(picture: thanks to manuela!)

下山後、レストランにて。山では食べられなかったチキンがとっても美味しい!(picture: thanks to manuela!)

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