4日目 ロライマ山上散策

もらったラムを飲み干して、俺はいくらかの違和感を感じていた。体の中の何かがおかしい。疲れのせいか?それとも酒のせいか?両方かもしれない。ロライマ山に登った仲間と、もうしばらく達成感に酔いしれたいところではあったけれど、体調を崩すことは避けたかったので、みんなより一足先にシュラフへ潜り込んだ。

今思えば、それが誤りだったのかもしれない。そこからが、俺にとっての悪夢の始まりだった。

寒い。寒すぎて眠れない。持ってきた服、それも冬用のアンダーウェアやダウンジャケットを全て着込んでも、わざわざ日本から持ち込んだダウンのシュラフに顔まで入っても、まだ寒い。
最高地点を目指す途中に雨に打たれて体が冷え切ったのもあるだろう。その冷え切った体で、夕食を食べるために座り込んだ岩が冷たい。早く体調を整えようと倒れこんだ地面が冷たい。体を休めるつもりが、徹底的に冷えてしまった。
しかもテントには自分一人。世界一周婦人と同時にテントに入ればもっと暖かかったのに。婦人のことをこれほど待ちわびたのも、いつ以来だろうか。

絶え間無く寝返りを打ち続け、ようやく朝を迎える。そして、あれだけ楽しみにしていたロライマ山上散策を、気力だけで乗り切る長い一日が始まった。

まずは最高地点から眺める朝日。

朝食の後、テーブルの淵へと行って写真撮影会。

無数のクリスタルが落ちている谷。

卵から孵化した瞬間から既に『カエル』(つまりオタマジャクシを経ない)。

ジャグジーと呼ばれる川の窪みで水浴び。

昼食の後は、ロライマのテーブル上にある洞窟探検へと出発。

その各地の途上で見る、窓、ラクダ、フィデルカストロ、色んな形をした奇岩の数々。

もともと自然の美しさを文字で表現するのは難しい上に、俺のコンディションは歩くだけで精一杯だったので、正直、感動する余裕もなかった。
詳しくは以下、私めが命がけで撮った写真と、世界一周婦人のコメントでお楽しみ下さい。

頂上より朝日を拝む。

頂上より朝日を拝む。

頂上は風が強く寒い。

頂上は風が強く寒い。

参上は強い雨と風による侵食により奇岩が連なる独特の風景。こどもの頃に読んだ火の鳥 宇宙編の流刑の星を思い起こさせる。

山上は強い雨と風による侵食により奇岩が連なる独特の風景。こどもの頃に読んだ「火の鳥 宇宙編」の流刑の星を思い起こさせる。

穴の開いた岩も多くある

長年の侵食により、穴の開いた岩も多くある

まずは崖っぷちにて写真撮影。

まずは崖っぷちにて写真撮影。

向かい側にはクケナン山が見える。

向かい側にはクケナン山が見える。

晴れていたのは束の間、一瞬にして雲が広がり真っ白に。

晴れていたのは束の間、一瞬にして雲が広がり真っ白に。

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崖っぷちを歩いてみたり、

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崖の下を覗き込んでみたり。

ガイドのエリオを先頭に一同散策を続ける。

ガイドのエリオを先頭に一同散策を続ける。

ヘチマのスポンジのような苔。

ヘチマのスポンジのような苔。

ネバネバとした触手を使って蝿を捕まえる食虫植物。

ネバネバとした触手を使って蝿を捕まえる食虫植物。

こちらは、食べられるそうですが、表情より味をご想像下さい。

こちらは、食べられるそうですが、表情より味をご想像下さい。

パイナップルの葉のようなこちらも食虫植物。

パイナップルの葉のようなこちらも食虫植物。

クリスタルバレー。あたり一面が全てクリスタル。透き通った美しいクリスタルを見つけては皆できゃっきゃっ騒ぐも、絶対に持って帰ってはいけません。

クリスタルバレー。あたり一面が全てクリスタル。透き通った美しいクリスタルを見つけては皆できゃっきゃっ騒ぐも、絶対に持って帰ってはいけません。

ロライマ山とクケナン山にしか存在しない真っ黒なカエル。おたまじゃくしを経ず、卵からカエルがうまれる。実際、私たちは散策の途中わずか5ミリほどの幼いカエルを発見した。

ロライマ山とクケナン山にしか存在しない真っ黒なカエル。おたまじゃくしを経ず、卵からカエルがうまれる。実際、私たちは散策の途中わずか5ミリほどの幼いカエルを発見しました。

カメの形の岩。

カメの形の岩。

ジャグジーにて。

ジャグジーにて。水は冷たいものの、皆大はしゃぎ。

頭がシマシマのこの鳥は通称パンク。

頭がシマシマのこの鳥は通称パンク。

次の洞窟探検。足元は滑りやすく、落ちれば1~2m下の水場へぼっちゃん。慎重に、慎重に。

次の洞窟探検。足元は滑りやすく、落ちれば1~2m下の水場へ、ぼっちゃん。慎重に、慎重に。

洞窟の天井にはゴールドがキラリ。

洞窟の天井にはゴールドがキラリ。

洞窟の奥には池が。しかしここでは皆泳がず、ガイドのエリオのみ悠々と水浴び。無論水はさらに冷たい。

洞窟の奥には池が。しかし水はさらに冷たい。ここでは皆泳がず、ガイドのエリオのみ悠々と水浴び。

ホテルへ帰る前に再度崖っぷちへ。

ホテルへ帰る前に再度崖っぷちへ。

明日はあの道を一気に下る。

明日は一気に下山し、またあのグランサバナの道を歩きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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