1日目 チロエ島

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プエルトモンでサーモンを味わい尽くした世界一周婦人と俺の、次なる美食の砦はチロエ島。
これまで幾度となく料理に使い、日記にも書きまくってきた『プエルトナタレスで買ったカキとノリ』というのは、実は全てこのチロエ島の特産品。
ちなみに、今まで散々『カキ』『ノリ』と言い張ってきたものは、どうやら『ムール貝』『ワカメ』と書く方が適切であったことを告白しなければならない。
さらについでに告白すると、そのナタレスをベースタウンとし10泊11日のトレッキングを行った『パイネグランデ国立公園』は、実はそんな名前の国立公園ではなく、『トーレスデルパイネ国立公園』であったと、訂正しなければならない。
こんな間違い、どうしてやらかしてしまったのか?何かを読んで確認して日記を書いてた記憶すらあるのに。
ただ、これまでの日記を遡っていちいち訂正するのは面倒くさい。というか、日記でわざわざそんなことする奴はいない。そして、そういう間違いも『日記』であるが故のおかしみ。私めの日記をお読みいただいている皆様におかれましては、『相変わらず肝心なところが抜けた奴だ』と、お楽しみいただければと思います。出版する運びとなれば、その時に編集するかもしれません。
さて、そのチロエ島。8時45分のバスでプエルトモンの街を出発し、運河をバスごとフェリーで渡り、しかし爆睡してその車窓の風景はほとんど楽しまず、チロエ島の中央部の町カストロに到着したのは13時。前日にサーモンのお裾分けをした西さん夫妻(チロエ島からプエルトモンに来たばかりだった)から教えてもらったキャンプサイトを目指す。
キャンプサイトは中央部からほど近く、難なく見つけてテントを設営し、市場へと出発。
まずは昼食をとるためのレストランを市場で探す。キャンプサイトの従業員のお姉ちゃんから教えてもらった、市場の裏にある海に突き出したレストランに入って、クラントとコングリオ・フリトを注文。
クラントとは、チロエ島の郷土料理で、ポトフやおでんに似た食べ物。山盛りのムール貝や、ソーセージ、ベーコン、鶏肉、小麦粉で作った団子(焼いていないパンの生地?)、ジャガイモなどが入っている。貝の出汁に肉のコクをプラスした、しかしあくまで薄味の優しい味。驚くべきは、鶏肉にさえ貝の旨みが染み込んでるということ。中南米を通して、鶏肉を揚げただけ、牛肉を焼いただけ、みたいな料理が多かった、もちろんそれはそれで美味いのだけれど、それに比べてとても個性的で面白い料理だった。
コングリオとはアナゴ、フリトはフライ。実は、寿司でも天ぷらでもアナゴが一番好きな俺。これもまた初めて告白することだけれど、この旅で何度もアナゴの寿司を食う夢を見たほどアナゴが大好物です。
実は、前述の西さん夫妻から『コングリオは見つからなかったよ。』と話を聞いていたので、残念ながら食べられないものと諦めていた。にもかかわらず、難なく発見して大興奮。
テーブルに運ばれて来た揚げたてサクサクのアナゴのフライは、巨大な見た目の割には淡白で臭みもなく、身はフワフワ。それに生のトマトやオニオンで作ったサルサを乗せて食べれば…天にも昇る美味さ。本当に満足な食事となった。
 
その後、町を散策。ここチロエ島は建築も独特。レストランのくだりで『海に突き出した』と書いたけれど、まずそれが一つの特徴。京都の川床や、富山だったか若狭だったかの漁村のように、水上に家が建っている。
そして、鱗のような小さな木のパネルで一面覆われた、個性的な外壁。これはあくまで想像だけれど、建築資材の限られた島で、個性あるいは家の格式を表すために、このような手間のかかる様式が発展したんじゃないだろうか。素朴ながら可愛らしいし、中には現代的にアレンジされたものもあって、『家を建てるならこんな外壁もいいな』と思った。
 
スーパーで買い物して、キャンプサイトに帰って夕ごはんの料理。ハマグリのスパゲッティを作って食べた。
こちらが

こちらがクラント。ムール貝が10個に、チキン、ソーセージ、ベーコンの塊、ジャガ芋にはんぺんのようなものなど、具だくさん、山盛りです!

特筆すべきはムール貝の美味しさ。日本では冷凍されたものしか見たことがありませんでした。こちらは生きているものが売っています。しかもデカイ!なのに味は大味ではなく、旨味がぎゅっと詰まっているのです。

特筆すべきはムール貝の美味しさ。日本では冷凍されたものしか見たことがありませんでした。こちらは生きているものが売っています。しかもデカイ!なのに味は大味ではなく、旨味がぎゅっと詰まっていて美味しいのです。

サクサクに揚げられたコングリオこと穴子。身が厚く、白身魚のような味わい。揚げたてで、中身はフッカフカです。

サクサクに揚げられたコングリオこと穴子。身が厚く、白身魚のような味わい。揚げたてで、中身はフッカフカです。

トマト、玉ねぎ、パクチーが入ったサラダを上にかけると、格別!

トマト、玉ねぎ、パクチーが入ったサラダを上にかけると、また格別!

チロエ島はカストロの海沿いのお家。壁が鱗なのが特徴。ビビッドな色合いがかわいらしい。

チロエ島はカストロの海沿いのお家。壁が鱗なのが特徴。ビビッドな色合いがかわいらしい。

現代風にアレンジされたお家。一部鱗の壁になっています。

現代風にアレンジされたお家。一部鱗の壁になっています。ホテルとして使用されているようです。

 

 

 

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