2日目 さよなら、ラテンアメリカ!

サンティアゴ2日目。本日、サンティアゴを出発し、スペインのマドリッドで安い飛行機チケットを数日待ち、アフリカはキリマンジャロへと向かう予定。

つまり、この長く居た中南米をついに去る時が来た。感慨深いものは、未だ込み上がってこない。というのも、もし、持て余していたアルゼンチンペソの引き取り手が見つからなければ、もう少しサンティアゴに長居するかも、とか、もしかしたらメンドーサ経由でワインを楽しんだ後ブエノスアイレスまでバス移動するか、とか、そういう可能性も考慮していた。しかし、予想をはるかに上回るテンポでそんな問題が片付いてしまったため、その間につけようと目論んでいた心の整理が全くもってつけられず、出発可能な体となってしまった。
心の整理をつけられない理由がもう一つ。それは、マドリッド行きのチケットが『確定していない』ということ。どういうこと?それは世界一周婦人にも俺にもよく分からない。インターネットでこのチケットを購入したら、通常は『あなたのフライトは何時何分ですよ、遅れないでね!』みたいなメールが届くのだけれど、今回利用した業者は『あなたのフライトはまだ確定してません。確定したら連絡します。』なんて不思議なメールが来た。その後、待てど暮らせど確定メールは来ず、結果、出発予定の数時間前まで迫ってしまった。要点は2つ。悪い業者からチケットを買ってしまった、ということと、空港へ行って航空会社のカウンターに直談判するしかないということ。
この旅の序盤にパラグアイでバゲッジロストした経験から、機内持ち込み荷物にもパンツや靴下やTシャツ、カメラの充電機など、万が一に備えてリスクを分散したパッキング。昼ごはんを食べてからホステルを出て、バスに乗って空港へ向かう。そう、乗れるかも分からない飛行機のために。
空港に到着し、アルゼンチン航空のチェックインカウンターに並ぶ。腹をくくってしまえば、なんてことはない。婦人も俺も、乗れればラッキー、空港泊も仕方ないね、なんて覚悟していた。そして、自分たちの番が来て、タブレットの画面とパスポートを係員に見せ、『こんな状態なんだけど、乗れんの?乗れないよね?』と言うと『大丈夫だよ。』…まじで?ラテンのノリでもこんなにあっけらかんとした対応は未だかつてなかった。『はい、これ航空券。そこを右に曲がって手続き済ませてターミナルまで来てね。搭乗ゲートはまだ決まってないから掲示板を確認してね。スペイン語上手だね、僕はアリガトウとコンニチワだけ知ってるよ。じゃあね、良い旅を!』…呆気にとられた。かつてパナマの辺境の村プエルトオバルディアで何日も足止めを食らったように、サンティアゴからも数日は出られないかと覚悟していた。にもかかわらず、さらっとマドリッド行き確定。
サンティアゴ発の飛行機は、搭乗ゲートが急遽変更になったりと、数のうちにもならないようなトラブルはあったけれど、問題なく出発。現在、飛行機乗り換えのためにブエノスアイレスで一旦停止中。『石橋を叩いたせいで割るんじゃないか?』というくらい慎重な俺…というのは嘘か。しかしこのまま何事もなく南米を去るのも味気ない?ともかく、これからどうなることやら。
Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s