1日目 キリマンジャロ登山開始

いよいよキリマンジャロ登山開始の日。8時にホテルを出て、9時にキリクライマーのオフィスでガイドと落ち合う。

我々のガイドはアスマニ。タンザニア人は英語由来の名前を持っていることが多いのだけれど、彼の名はイスラム教由来らしい。
実はアスマニには既に一度会ったことがある。世界一周婦人と俺がタンザニアに到着してツアー会社のキリクライマーで申し込みを終え、どこかお勧めのレストランないか?とジャスパーに聞いたところ、アスマニを紹介してくれて、彼がそのレストランまで連れて行ってくれた。
自分たちは基本的に、落ち着いた雰囲気で紳士的でちょっと朴訥な感じがする人が好きなのだけれど、アスマニはむしろ逆。身なりは若々しく、ノリが軽い。もちろんその軽さがお客さんを楽しませようという真心とか気遣いならこちらも大歓迎なのだけれど、ただ馴れ馴れしいだけ、という風に見える。しかもレストランに到着したら(おごってもらおう!)という魂胆が見え見えで、頼んでもないのに一緒のテーブルに座ってくる。おいおい、すんなり爽やかに帰ろうとするならばこちらから引き止めて『ご一緒にどうですか?』と申し出るかもしれないけれど、そんな態度じゃ出したいものも引っ込んでしまう。それに、たかが100メートル案内してもらったくらいで飯までおごるかっての。『あとは自分たちで帰れるから大丈夫だよ。』とその場はお引き取りいただいたのだけれど、そのあと二人で『あいつがガイドだったら嫌だね。』なんて話をしていた。正直言って幸先悪い。
まあ、彼の心の内がどうだったかなんて分からないし、好みの問題もあります。『アスマニ大好き!』というような人も大勢いるとは思いますし、つまらないコダワリが多いのは自分たち夫婦の方だともわかっています。彼の名誉のため先に言っておけば、ガイドとしての腕は確かでした。
で、サブガイドはプロスパー。鼻毛がボンッと出てるけど、穏やかで実直な感じが好印象。アスマニとは対照的で、バランスをとった人材配置なのかなと思ったり。
他、コックのマスンブク、ポーターのマジャニ、パウロ、他5名。自分たちを含めると総勢12名という大所帯となった。
足りない装備をレンタルショップで調達し、スーパーで飴やビスケットなど買い物して、11時マチャメゲート到着。入山登録を済ませて登山開始は12時。
標高6000メートル近くにもなるキリマンジャロでも、登山口付近はまだまだ高い樹に囲まれた熱帯雨林の中。残念ながら眺望はなく、見所らしい見所も特になかった。
道自体は、とてもよく整備されている。道の脇には溝が掘られ、崩れないように木杭で固定されている。分かれ道なんて一つもなく、迷うことなど考えられない。
天候は曇り。まあ、どうせジャングルの中を歩いているので景色は見えないし、おかげで涼しかったと思えばラッキーだったのかも。
また、道中には一時間おきくらいにトイレがある。これは自分の勘違いかもしれないけれど、トイレは無いから便は袋に入れて持ち帰らなければならないと覚悟していたので、こりゃありがたいなと思った。
ガイドのアスマニは、先行してコックやポーターを指揮し、自分たちの到着を待つ。自分たちの面倒見の係はサブガイドのプロスパー。道中の植物なんかについて教えてくれる。
マチャメキャンプに到着したのはちょうど17時。ゆっくりゆっくり時間をかけて登ったので5時間かかったけれど、荷物は普段の半分以下だし、まだまだ息苦しいほどの標高ではなかった(3000メートル)ので、自分のペースで歩けば、たぶん3時間くらいで到着できたと思う。まぁプロスパーがそれを許してくれなかったのだけれど。
夕食は、スープやサラダに、なんとイモや魚のフライ。山の上で、フライ?しかも魚!?スパゲッティなんかで充分なのに。無茶苦茶やったれ的なメニューに、なんだかむず痒い。
正直言って、この時点で『俺たちがやりたかった登山はこんなんじゃないのに。』という気分になってしまう。テントも寝袋も、自前のものがある。ガスコンロもあるし、調理だって自分でできる。メニューはもっと質素でいいし、ポーターだってもっと少なくていい。
いや、むしろ自分たちは山に入る醍醐味を奪われてしまっている。誰かに言われて歩くのではなく、自分たちのペースで歩きたい。5泊6日の間どんなご飯を食べようか、自分たちで決めたい。次のキャンプサイトはどこにしようか、何時に起きて何時に出発しようか、自分たちで相談したい。その全てが奪われてしまっていて、ガイドに言われるがまま。
『大名登山』。お金を払ってくだらないことをしてしまったのかも。少し、そんな風に思った。
気がつけば、山全体を覆っていた雲はなくなってしまっていた。夕日に照らされて真っ赤に焼けるキリマンジャロの頂きが、キャンプサイトから見える。美しくて、自分たちのモヤモヤした気分も少しは晴れた。
キリマンジャロ国立公園のゲートには11時頃到着。

キリマンジャロ国立公園のゲートには11時頃到着。

ランチはハンバーガーにクレープにチキンにジュースにクッキーにと豪華。ゲートに入る前に全部食べて余計なゴミは減らしてしまいたかったけれど、ガイドからは後で食べる分を残しておくようにとの指示。どうやらポーター達が先に行ってテント等を準備するための時間が必要みたい。

ランチはハンバーガーにクレープにチキンにジュースにクッキーにと豪華。ゲートに入る前に全部食べて余計なゴミは減らしてしまいたかったけれど、ガイドからは道中で食べる分を残しておくようにとの指示。想像するに、どうやらポーター達が先に行ってテント等を準備するための時間が必要みたい。

ポーター達は頭に巨大なカゴや防水バックを載せて運びます。今日の道は楽チンですが、途中は手を使わないと危ない崖を登ったり降りたりすることも。

ポーター達は頭に巨大なカゴや防水バックを載せて運びます。今日の道は楽チンですが、途中は手を使わないと危ない崖を登ったり降りたりすることも。凄いバランス能力。

凄いバランス能力です。

てか、ガイド、サブガイドにシェフ、そしてこんな大きな荷物を抱えたポーターが7人も!私達二人に、、多過ぎませんか?と二人してモヤモヤ。。

途中で見つけた可愛らしい花。

途中で見つけた可愛らしい花。

途中、君達の歩くスピードは早すぎると言われ、ガイドを先頭に歩くことに。とてもゆっくり。5時マチャメキャンプ場到着。

途中、「君達の歩くスピードは早すぎる」とアスマニに言われ、ガイドを先頭に歩くことに。とてもゆっくり。5時マチャメキャンプ場到着。

既に私達のテントは張ってあり、暖かい飲み物とポップコーンが用意されていました。至れり尽くせり。。

既に私達のテントは張ってあり、暖かい飲み物とポップコーンが用意されていました。至れり尽くせり。。

夕食は暖かいスープに、揚げた魚、ポテト、野菜炒め二種。油を持って来たのかな、キャンプで揚げ物なんて、しかも魚のフライなんて、、驚き。

夕食は暖かいスープに、揚げた魚、ポテト、野菜炒め二種。油を持って来たのかな、キャンプで揚げ物なんて、しかも魚のフライなんて、、驚き。

夕食は暖かいスープに、揚げた魚、ポテト、野菜炒め二種。油を持って来たのかな、キャンプで揚げ物なんて、しかも魚のフライなんて、、驚き。

夕食を食べていると空が晴れわたり、目の前には真っ赤なキリマンジャロ。そう、こんな大名登山に少し不満があるものの、私達はこれに登りにきたんです。目的に立ち返って闘志が湧く二人。

 

 

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2 thoughts on “1日目 キリマンジャロ登山開始

  1. maririnko病み上がりで、体調悪い時にどれだけか動物さん達にパワーもらいました!
    りーちゃんの笑顔にもね!
    さてさて次の目標キリマンジャロへの道を楽しみにしています♪
    いつも祈ってますよ!

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    • いつもありがとうございます!現在はタンザニアからエチオピアへ移動しました☆

      日本でもアフリカでも病院になるときはなるもんですね、お大事になさってくださいm(_ _)m

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