1日目 ダルエスサラームに向けて

サファリとキリマンジャロ登山をやり終えた世界一周婦人と俺。本日からキリマンジャロの麓モシの街を一旦でて、首都ダルエスサラームを経由しタンザニアきっての海のリゾートであるザンジバル島へと向かう。

ダルエスサラームへ向かうバスの出発は6時と聞いていたので、5時半にターミナル到着。もちろん6時に出発などはせず、30分遅れ。まぁ南米とそれほど変わらないから、むしろ期待以上。
車内では天井に添え付けられた液晶テレビから映画だったり音楽PVだったりが延々流れている。日本の長距離バスもこんな感じなんだろうか?映画は基本的にバイオレンスムービー。バスの騒音で音声が聞きとれなくてもストーリーについていけるように、この選択なんだろう。音楽PVは基本的に現地のポップスか、10年前のアメリカのヒップホップか、レゲエのクラシック。面白いことに、ほとんどの曲が黒人アーティストのもの。やはりその方が親和性があって心地よいのだろうか?
しかし日本ならこうはならないだろう。例えば日本の長距離バスで音楽PVを液晶テレビから流すとして(そんなことがまずないだろうけれど)、日本の流行歌がまず第一、あと流れるとしたら人種に関係なく世界で流行ってる曲だろう。日本の曲以外は韓国や中国の黄色人種アーティスト、なんてことはちょっと考えられない。もしかしたら複雑でアンタッチャブルな歴史が無意識のうちにそうさせているのかもしれないけれど、純粋に興味深いなと思った。あと敬老意識が薄いなというか(映画も音楽も若者向けチョイスなので)。
ダルエスサラーム到着は17時。6〜7時間と聞いていたけれど、山道で事故渋滞があり、結局10時間かかった。郊外ターミナルからタクシーに乗って目星をつけておいたホステルへ向かう。
ホステルに荷物を置いたら、ザンジバル島へ向かうフェリー会社のオフィスへ。たまたま同じ宿に宿泊していた韓国人女性旅行者のジェイも一緒に。
近年のダルエスサラームはナイロビ級に治安が悪化しているというけれど、中心地のあたりには不審者も浮浪者もそれほどいない。ただし港の周りには、フェリーの客引きがウヨウヨ。
こいつら、本当に鬱陶しい。『オフィシャルカウンタークローズ、マイカンパニー!』つまりフェリー直営店はもう閉まっているからうちの代理店に来いと言うのだが、まだちゃんと直営店も開いてるから鬱陶しい。『チーパーチーパー、マイカンパニー40ダラー!』とか言ってくるけれど、直営店ならば35ドルで済むのだから鬱陶しい。そんな一人でも鬱陶しい連中が、群がって『マイフレンド、チケットトゥモロー!』とか言ってくるから、本当に鬱陶しい。お前ら束になって、下らん嘘や誤魔化しで、観光客から小銭むしり取るような商売してたら、いつか誰からも相手にされなくなるぞ?と、別に偉い人間でもないけれど説法を垂れたくなる気分。何が彼らをそうさせるんだろうか。文化?社会制度?
ちなみにザンジバル島までのフェリーで最安値なのは、フライングホースという会社のもので、片道20ドル。もちろんそれを目当てにここまで来たのだけれど、この時は運悪くナイロビで修理中、運行休止しているらしい。なのでこの時点で最安値のフェリーが35ドル。
正直言って迷った。けれど、ここまで来てザンジバル島に行かず帰るわけにもいくまいと、硬く絞った財布の紐の隙間から絞り出すようにしてお金を払う。
 
真っ暗になった夜道を三人で帰る。あてもなく夜道をうろつくのも危険だし、夕食はホステルの食堂でとることにする。冷え切ったご飯とフライドチキン。街より山で食べたご飯の方が豪華だなんて、これまでの人生で初めての経験。まぁ味より安全優先ということで仕方なし。
Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s