1日目 ロドス島

朝9時出航のロドス島行きフェリーに乗るため、7時起床。朝食はすっかり食べ慣れたトルコのパン。長さ45センチ、最大幅は15センチくらいの大きさで、価格は50円くらい。外はカリッと香ばしく、中はしっとりモチモチしてる。あんまり安いし美味しいから、毎朝これを食べていた。これからギリシャに渡るので、このパンともしばらくお別れとなるけれど、また会える日を楽しみにしてる。

7時にホテルを出て、歩いて港へと向かう。約一時間。まぁ普通の旅人だったらタクシー乗るんだろうな。でも気候も治安もいいし、節約に勤しむ。ただ、これから訪れるロドス島やサントリーニ島は物価が高いと聞いていたので、前もって買い込んだ野菜やスパゲッティが重く、バックパックが肩に食い込む。この旅始まって最重量級、パイネのサーキット初日より重い。節約に勤しみ過ぎたかも。
 
8時、フェリーのチェックインを済ませ、出国手続き。これもまああってないような簡素なもの。で、いよいよ乗船。幾多の国境を越えてきたけれど、船での国境越えは今回で2度目。ちなみに1度目は、まるで流刑地のようだったコロンビア・パナマ間のプエルトオバルディア。世界一周婦人は、あのトラウマティックな記憶はすでに闇に葬り去っていたらしく、今回の移動について『初めて船で国境を、越える!』なんて喜んでいた。
 
景色のいい席に座ろうと喜び勇んで船の先頭に陣取るも、早朝起床と重量ハイキングですっかり疲れてしまい、心地よく眠りに落ちた婦人と俺。景色なんて瞬きする間にかすめ見ただけで、何も覚えていない。気がつけば、ロドス島に到着。
 
港からホテルまでは歩いて30分ほど。ここはもうエーゲ海、いつにも増して重いバックパックもあいまって、暑い。汗ばむ、なんて気温ではない。水着だったらそのまま海に飛び込みたいくらい。そのくらい、海も綺麗。さすがエーゲ海。
汗だくになってようやくたどり着いたホテルに驚く。これ、本当にちゃんとしたホテル。バックパッカー用の宿ではない。部屋もドミトリーとかじゃない。お風呂はもちろんプライベートで、バスタブもドライヤーも、シャンプーもシャンプーハットもある。『エーゲ海なんだから、たまには素敵なホテルに泊まろうか!』なんて奮発したわけではなく、一番安かったのがここというだけ。フロントのお姉さんが『あなたたちが今シーズン最初のお客さんよ。』と言っていたので、まだまだお手頃価格で泊まれるタイミングだったんだろう。かなり得した気分。
その後、街歩きに繰り出す。ロドス島の旧市街は、紀元前数百年からという長い歴史を持っている。特にオスマン帝国と攻防を繰り広げた十字軍時代の遺構が多く残っており、街を囲む石積みの城壁はその時のもの。城壁は海岸線に沿って高々と築かれており、素人目にもこの街が難攻不落の堅固な要塞だったことを見てとれる。
その城壁の内部にも、多くの石積みの建物が残っている。車では通れないような細い小道の先に、古い建物を改修したホテルやカフェなどが点在している。観光地然とした喧しさがなく、静かでとても雰囲気が良い。
で、その古い小道自体も、ちょっと変わっている。この街の道路も他のヨーロッパの歴史の深い街と同様に石畳みなんだけど、ここでは丸く角の取れた、猫の手くらいの大きさの石が敷き詰められている。色を揃えてモザイク柄になっていたりもするから、手が込んでいる。丸い石と石の隙間から緑の草が生えているのも可愛らしい。
観光マップに載ってるオススメルートから外れて、土産物屋も売店もない通りに入ると、もうそこは中世ヨーロッパそのものの景色。もちろん実際にそこに住んでいる人々もいて、『こんにちは、どこから来たの?』『あの木の実を見てるの?あれはムッシュムラよ(日本でいうビワ)。』なんて話をするのも楽しい。
このトルコ〜ギリシャ間のルートを決める時、というかこの島に降り立つその時まで、ロドス島は船を乗り換えるための場所という程度にしか考えていなかった。しかし街には歴史があるし、海も綺麗だし、中心地から離れた場所にも美しい自然や遺跡がありそう。泳げる時期ならここで一週間ほど過ごす、この島をメインに据えた旅も悪くないと思う。
夕食は、ギュロス。ロドス島名物なのかギリシャ全土で有名なのかは今の所分からないが、とにかくご当地B級グルメ。厚さ3センチ程のピタ(丸いパン)に、ハーブの混ざったヨーグルトソースをたっぷり塗って、トマト、紫玉ねぎ、薄くそぎ落とした肉、フライドポテトを挟んで食べる。トルコのドネルケバブに似てるけれど、ピタ、ヨーグルトソースなのが特徴的。あと、薄切り肉には豚肉が使われている(鶏肉も選べるけど)あたり、トルコ人旅行者が見たら『すげー!』ってなるんだろうな。トルコはイスラム教徒が多く、豚肉が売ってないから。
肉もフライドポテトも大量に挟まっていてボリューム満点のジャンクフード。なのにヨーグルトと野菜のおかげで後味はサッパリしてる。値段は2ユーロとコストパフォーマンスも高く、地元の人々のソウルフードとなっているらしい。なかなか満足な食事となった。
ちなみに、ギュロスを食べたのは土産物屋が数多く並ぶ市場の食堂。屋根のないテラス席に座って食べていると、いつの間にか背中に鳥の糞が落ちていた。最近久しぶりのハプニングでショックを受ける。ウンのツキが巡ってきた兆しだと自分に言い聞かせる。
小型の高速船でギリシャ入国!

小型の高速船でギリシャ入国!


城壁が延々と続くロドスの町並み。

城壁が延々と続くロドスの町並み。


ホテルに荷物を置いて、城壁内にある旧市街へ出かけます。

ホテルに荷物を置いて、城壁内にある旧市街へ。


や

旧市街内の道は全て小石で出来ています。


十字軍の隊長の家へと続く広い通り。

十字軍の隊長の家へと続く広い通り。


小石の隙間からはな

その大通りから小さい路地へ入れば迷路のような小道が。小石の隙間から草が生えていたりするのも、なかなか素敵です。

IMG_20150416_023929

IMG_20150416_024001

火薬が爆発したために崩壊したという隊長の家も、その後統治したイタリア人達によって再建されました。

火薬が爆発したために崩壊したという隊長の家も、その後ロドス島を統治したイタリア人達によって再建されたそうです。


トルコに比べてギリシャはビールが安い(というか、トルコがとても高いだけ)のでついつい昼からビール。

トルコに比べてギリシャはビールが安い(というか、トルコがとても高いだけ)のでついつい昼からビール。


そして、初ギュロス。中にフレンチフライが入っているという衝撃。何たるジャンキーさ。しかし美味しいです。

そして、初ギュロス。中にフレンチフライが入っているという衝撃。何たるジャンキーさ。端から端までたっぷりと肉が入っていて、お腹一杯になります。

 

 

 

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s