1日目 イアの町へ

朝、テントをたたく風の音で目覚める。外に出れば、雲ひとつない青空。このキャンプサイトにはミモザの木がたくさん植わっていて、今がちょうど花の季節。黄色い花とコバルトブルーの空のコントラストが、いかにも美しい。

まずはシャワーを浴びて、朝食をつくる。朝食といってもすでに10時に近いから、昼食も兼ねてパスタ。ここサントリーニ島もかなりのリゾート島。交通の便が悪い分、物価はロドス島よりも上。テントや調理器具を持って歩いているおかげで、かなりの節約ができる。
11時過ぎ、キャンプサイトを出て町歩き開始。サントリーニ島は、正確にはいくつかの小さな島から構成される諸島。大昔はたぶん一つの火山島だったのだろう。それが噴火、大爆発してカルデラが出来、内側に海水が流れ込んで、いくつかの島に分割されたというわけ。だから今でも真ん中には火口のある島があるし、自分たちが滞在する一番大きな本島はカルデラの外輪山にあたり、三日月みたいな形をしている。
見どころは、その外輪山の鋭く切り立った崖に立つ町並み。どの建物もみんな、壁は白く塗られ、窓、扉、丸い屋根などは青く塗られている。青から白、白から青へとグラデーションする空と海、その間に立ち並ぶ家々もまた青と白。実はそんな町並みのほとんどがホテル、レストラン、お土産屋など、観光客相手の商業施設と化してしまっているのだけれど、それでもなお美しい。たぶん、町としての統一感が大切で、何が必要で何が不必要か、みんな分かってるんだろう。行政からの補助あるいは規制があるのかも知れない。
世界一周婦人と俺は、この島の中心地のフィラという町に滞在している。今日はそこから10キロほど北にあるイアという町を訪れる。なんでも、そこから眺める夕日が世界一綺麗なんだとか。
フィラからイアまでバスがたくさん出ているのだけれど、イアには夕方までに着けばいいし、町並みを楽しむために来たんだから、ゆっくり歩いて行くことにする。時折ロバとすれ違う。かつては、港から崖の上の町までの荷揚げにロバが活躍していたようだが、今は観光ツアーが専業の様子。
フィラの町外れまで来ると、さすがに土産物屋やレストランは少なくななる。ホテルはあるけれど。まだまだローシーズンで営業していないらしい。静かな白い町がエーゲ海の太陽に照らされて、目が痛いほどに眩しい。
さらに進めば、町も途切れ、砂利道の丘を登ったり下ったり。今、三日月のくぼみの真ん中くらいだろうか。目線の先にはイアが、振り返ればフィラが遠く崖の上に白く目に映る。相変わらず雲一つない。
途中、いくつかの教会を通過する。もしかしたらこのルートも巡礼路か何かなのかも知れない。何組かの欧米人のツアーグループとすれ違う。彼らはみんな、トレッキングシューズにポールも持ってる。結構本格的な服装。自分たちはサンダル。婦人はむしろいつもよりオシャレに、ワンピースを着ている。ちょっと間違えたかな、いつもは都会で山の格好してるのに。
イアの町には17時頃到着。日没はいつもだいたい20時頃。町中をぶらぶら散策し、夕食を食べてから、夕日を見に岬の先まで行くことにする。
町中にはアジア人が多い。特に中国人。どうやら中国では、ここサントリーニ島で結婚記念の写真を撮るのが流行っているらしく、何組ものカップルがウェディングドレスで行ったり来たりしていた。綺麗な写真が撮れるんだろうな。でも忙しなくて、本人たちの表情は固く、楽しそうに見えない。まぁ周囲の注目も集めるし、緊張もするのだろう。
レストランでは、トルコで食べたドルマと同じ、ピーマンやトマトにお米を詰めて煮込んだものと、イカに野菜とチーズを詰めて煮込んだもの。どちらも美味しかった。『なんか、詰め込んで煮込んだものばっかりオーダーしちゃったね。』と二人で笑う。当然、詰め煮込み以外の料理も色々あったのだけれど。
食後、夕焼けを見に岬へ。たくさんの人が小さなスペースにあふれんばかり。夕日が海に落ちた瞬間、誰からともなく拍手が起こった。綺麗だった。けど、世界一かな?混みすぎてポジション取りがうまくいかず、いい写真は撮れなかった。
その後また少しイアの町を散策し、バスに乗ってフィラまで帰る。日中は短パンTシャツでも汗ばむくらい暑かったのに、日が暮れるとダウンジャケットを着るくらい寒い。
キャンプサイトには帰ったのは夜22時頃。埃で汚れた足だけ洗って、寝袋に潜り込む。
キャンプ場に咲き乱れるミモザの花。雲一つなく晴れ渡った空。今日は暖かくなりそうです。

キャンプ場に咲き乱れるミモザの花。この時期、テントなんかに泊まっているのは私達だけ。雲一つなく晴れ渡った空。今日は暖かくなりそうです。

キャンプ場はサントリーニ島の中心な町、フィアから徒歩10分。10分歩けばこの景色が広がっています。

キャンプ場はサントリーニ島の中心の町、フィアから徒歩10分。10分歩けばこの景色が広がっています。

右手に見えるのがかつての火山口。サントリーニはそれを取り囲むような三日月の形をしています。

右手に見えるのがかつての火山口。サントリーニはそれを取り囲むような三日月の形をしています。

ギリシャ名物、ロバに乗って移動も可能です。

ギリシャ名物、ロバに乗って移動も可能です。

ギリシャは5月からはハイシーズン。4月は寒い日もありますが、トレッキングをするには丁度いい気候。人も少なくお勧めです。

フィアからイアまでは3~4時間。8割はフラットな歩きやすい道で、サンダルでも行けなくもありませんが、途中急な坂や、砂利道もあるので歩きやすい靴をお勧めします。

ギリシャは5月からはハイシーズン。4月は寒い日もありますが、トレッキングをするには丁度いい気候。花が見ごろで、人も少なくお勧めです。

ギリシャは5月からはハイシーズン。4月は寒い日もありますが、トレッキングをするには暑すぎず丁度いい気候。花が見ごろで、人も少なく私達にはぴったり。

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フィアはイアはローシーズンでも人で溢れていますが、トレッキングルートはほぼ無人。カルデラの風景、青く光る海。遠くから眺める白い町並みも良いものです。

フィアはイアはローシーズンでも人で溢れていますが、トレッキングルートはほぼ無人。カルデラの風景、青く光る海、遠くから眺める白い町並みも良いものです。

イアの町並み。

イアの町並み。

レストランにて夜ご飯。

レストランにて夜ご飯。

夕方になると夕焼けを見る為に人で溢れかえるイアの町。夕日が沈むと一変、人が居なくなります。そこから町中に明かりがともり、、

夕方になると夕焼けを見る為に人で溢れかえるイアの町。夕日が沈むと一変、人が居なくなります。でも、そこから町中に明かりがともり、、

空が赤く染まります。夕日が沈んだ後も30分ほど留まってみてください。

空が赤く染まります。夕日が沈んだ後も30分ほど留まってみてください。

イアの町からみた夜景。

イアの町からみた夜景。

 

 

 

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2 thoughts on “1日目 イアの町へ

  1. あ〜うらやましい〜♪
    そこにその場所に行きたい!!
    素敵な写真ばっかりで、エーゲ海の色はただもんじゃないですね〜♪
    毎晩ワイン飲んでる私はお味が気になりました^ ^

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    • サントリーニの街並みは日本のCMで良く見る風景ですよね!中国韓国でも人気のようで、行き交う人々の3分の1くらいはアジア顏だった気がします💦
      サントリーニのワイン、美味しかったですよ!僕も増田家の皆さんがここのワインをどう評価するか、気になります!

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