1日目 アテネ、アクロポリス

サントリーニ島を出港したフェリーは、朝7時半にアテネの港に到着。荷物を背負って、本日の宿を目指す。

本日の宿は、初めて使う『airbnbエア・ビーアンドビー』で見つけたもの。これ、インターネットのコミュニケーションサイトで、空き部屋を旅人に貸し出す、言ってみればホームステイ促進サービス。貸す側にとってはもちろん資産の有効利用になるし、借りる側にとってもお金の節約になったりする、ホストにも旅人にもどちらにも互いにメリットがある。特に自分たちにとっては、地元で暮らす人々の生活に実際に入り込むことができる、というのも魅力的。
今回自分たちをホストしてくれるのは、スタティス。インターネットから得たプロフィールでは、彼は映画を撮ったり写真を撮ったりしてるクリエイターとのこと。実は彼も、airbnbを使ってホストするのは今回が初めてらしい。我々が彼の存在を知り、ウェブサイトから予約を入れ、連絡を取り合い、実際に会うまで、初めて同士で互いにぎこちなかった。彼も我々もギリシャにいるのに、我々が日本にいる母の携帯の番号を電話連絡先に登録したせいで、日本の母を経由して予定の調整を行ったり(その節はお世話になりました)、彼が住んでいるのがアパートの何階か聞き忘れていたので、アパートの外から彼の名前を叫んだり。しかし、なんとかかんとか彼の部屋までたどり着いて、中に入れてもらうことが出来た。
荷物を置いて一息ついたら、とりあえず市内観光へ繰り出す。アテネと言えばもちろん例のギリシャ神殿群。バスと地下鉄を乗り継いで、神殿群があるアクロポリスの丘を目指す。
アテネで最も賑やかな通りを歩いていると、中央市場らしきものを見つけて立ち寄ってみる。するとそこには、驚くほどの数の肉屋がずらりと並んでいる。これまで色んな市場を見てきたけど、肉屋としてはここが最大規模かも。
品ぞろえも凄い。羊やウサギが皮を剥がれた状態で丸ごと釣り下がっている。目を見開いて。日本人として、魚だったら何とも思わない。しかし何匹もの大型哺乳類が、目を見開き歯をひんむいて、肉と筋をさらしつつ、ぶらんぶらんぶら下がっているのは、さすがにグロテスク。食料というよりも、シカバネといった感じ。しかし、すぐに慣れる。むしろ、ギリシャという国の真相を、この肉を通して見定めようという気になってくる。抵抗があったのは一瞬。
昼食は、市場を出てすぐにある食堂でソウブラキを食べる。ソウブラキは、ロドス島で食べていたギュロスに並ぶギリシャのソウルフードで、簡単に言えば肉の串焼き。今回は豚と鶏をオーダー。オレガノか、ハーブが効いている。後は塩。極々シンプルで、不味い訳がない。自分たちが入った店ではアルコールも扱っており、隣の客はこのソウブラキを片手に真昼間っからビールをあおっていた。羨ましすぎる。
 
で、ようやくアクロポリスの丘の麓にたどり着く。時計は13時を指しているけれど、一帯の観光スポットはなんと15時に閉まってしまうらしい。かなりスローペースで遺跡観光する我々にとって、2時間というのはかなり短い。こりゃゆっくりしてる場合じゃないぞと、この遺跡群で最も有名なパルテノン神殿を目指す。
エントランスゲートに到着して入場料を払おうとすると、係員が『今日は無料だよ。どうぞ!』と言いつつ入場券を配っている。なんてラッキー!ここでまた、ウンのツキが回って来た。
いくらか丘の麓で道迷いをしたけれどようやくあの有名な神殿にたどり着く。デカイ!柱が太い!でも工事中!ちょっと残念!
トルコで巡ったいくつかのギリシャローマ遺跡でも感じたことだけれど、これらが全て大理石だということに驚かされる。何人の職人がどれだけの時間をかけてこの巨大な神殿を作り上げたんだろう?どうやってこの柱を運び上げた?ただ、足元を見ると、その辺に埋まっている岩もどうやら全て大理石。十把一からげに大理石と言っても良質なもの、イマイチなもの、いろいろあるとは思う。しかし、本当に大理石という素材が至る所にあった(もしくは今なおある)ということがよく分かる。『高級品を使いたい』みたいな動機ではなく、一番身近で使い勝手が良い素材は大理石だった、ということ。日本では、沢山の木があって、木で建物を建てて、木で神仏の像を造る。基本的にはそれと同じ発想なんだろう。
パルテノン神殿を後にして、次は古代アゴラを訪れる。アゴラというのは、簡単に言えば市場や繁華街という意味合い。特にここのアゴラは、アテネの知識人が行き交う学問、文化、政治の中心地でもあり、哲学の始祖的存在ソクラテスもここで議論を行っていたという。ここでの一番の見どころはヘファイストス神殿。規模こそパルテノン神殿におとるけれど、保存状態は抜群に良い。屋根も柱も原型をとどめているし、古代人がレスリングする姿の彫刻なんかも見られる。なんでもここは、アテネの職人達の守り神を祀っていたという。なるほど当時の職人たち、腕によりをかけて造ったんだろう。それにしても2500年もの長きに渡って崩れずに残ったというのは、本人達も予想しなかったんじゃないだろうか?凄まじい職人魂。
 
今朝サントリーニ島から到着したとは思えないほど活発に行動して、古代アゴラを見終わると、もうすっかり疲れ切ってしまった。宿に帰ると、ホストのスタティスは外出しており、我々二人。スパゲッティ作って食べ、丸太のように眠る。
アテネの中央市場にある肉売場は私達の知る限り世界最大級!羊屋、鶏屋、牛肉屋に豚屋、ソーセージ屋にウサギ屋まで、専門店がぎっしり、物凄い活気です。こちらは羊さん。

アテネの中央市場にある肉売場は私達の知る限り世界最大級!羊屋、鶏屋、牛肉屋に豚屋、ソーセージ屋にウサギ屋まで、専門店がぎっしり、物凄い活気です。こちらは羊さん。


ギリシャで肉屋といえば、白衣に大きな包丁。白衣は清潔感の演出かしら、赤い血が白衣に飛んでいるのを見ると、恐ろしい印象を抱いてしまいます。

ギリシャで肉屋といえば、白衣に大きな包丁。白衣は清潔感の演出かしら、赤い血が白衣に飛んでいるのを見ると、恐ろしい印象を抱いてしまいます。


ギリシャの串焼き、ソウブラキは一つ一つの肉の大きさがでかいので、もの凄くジューシー。肉汁に地中海のレモンが合います!

ギリシャの串焼き、ソウブラキは一つ一つの肉の大きさがでかいので、もの凄くジューシー。肉汁に地中海のレモンが合います!


聖闘士星矢の舞台にやってきたので、ペガサス彗星拳のポーズで記念撮影。

聖闘士星矢の舞台にやってきたので、ペガサス彗星拳のポーズで記念撮影。


と、それを見かけたギリシャ人女性に「撮らせて!」と声をかけられ、言われるままに再度ポーズ。聞けば彼女アクロポリスの近くに住んでいて、この丘に来ては、目に留まった観光客の姿を写真に収めているのだとか。

と、それを見かけたギリシャ人女性に「撮らせて!」と声をかけられ、言われるままに再度ポーズ。聞けば彼女アクロポリスの近くに住んでいて、この丘に来ては、目に留まった観光客の姿を写真に収めているのだとか。


保存状態が良いです。

ヘファイストス神殿。


紀元前の彫刻の面白い所は、作品のモチーフが人々の生活風景であるところ。

紀元前の彫刻の面白い所は、作品のモチーフが人々の生活風景であるところ。


ギリシャのお菓子屋さんには必ずと言っていいほどチョココーティングされた小さなアイスクリームが売っています。味も豊富で、一つ60円ほどと安く、ちょっと甘いもの食べたいって時にぴったり!

ギリシャのお菓子屋さんには必ずと言っていいほどチョココーティングされた小さなアイスクリームが売っています。味も豊富で、一つ60円ほどと安く、ちょっと甘いもの食べたいって時にぴったり!

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