7日目 ロバニエミ出立

長らくお世話になったロバニエミのアルトくんちを出発する日が、ついにやってきた。

世界一周婦人と俺の次なる目的地はノルウェーのロフォーテン諸島。ただ、そこまでは一気に行けないので、本日は国境付近にあるキルピスヤルビという村までバスで行く。実は、もともとはロバニエミからヒッチハイクで北上する予定だった。そこを、『危険だからよしなさい!』とアイティ(マリアさん、お母さんの意味)に止められた。まぁ、それを振り切ってヒッチハイクしても良かったんだろうけれど、色んな意味で、世界一周婦人にも俺にもそれだけの根性はなかった。
イサとアイティとのお別れは、いつにも増して感傷的だった。世界一周婦人は泣いてしまい、かなちゃんもつられ泣き。俺も危うくポロリと流してしまうところだった。
『…旅を、続けられるだろうか。』

婦人と俺、どちらからともなくつぶやいた。

ロバニエミでの生活は、本当に自分の家で生活するようにくつろがせてもらったし、実際に自分たちの家族とも久しぶりに会った。故郷のエッセンスをほのかに嗅いで、その懐かしい感覚が蘇り過ぎ、二人して完全にホームシックとなってしまった。俺の家族は元気だろうか?日本の食べ物が食べたい。もちろん、今までも同じ感覚を覚えたことは幾度となくあるけれど、今回はいつになく感傷的なニュアンスが強い。

『…でも、旅の続きも楽しみ。スペインも、モロッコも、ツールドモンブランも、中央アジアも、インドも、まだまだ行きたいところだらけじゃないか!』二人励ましあいながら、センチメンタルな気分を吹き飛ばす。
久しぶりの長距離バス移動で、キルピスヤルビ到着は18時ごろ。バス停目の前にあるキャンプ場にチェックインして、テントを張る。テント…これまたなかなか久しぶり。モンテネグロ以来だったか?

一息つく間もなく、3キロ先にあるスーパーマーケットまで、買い出しに出かける。閉店間近なので、大急ぎで歩くと、なんとか間に合う。しかし、山奥ということも手伝ってか、物価はかなり高い。パンとかタマネギとか必要最低限のみ仕入れた。帰り道、トナカイ数匹に遭遇。
キャンプ場に帰って来たのはすでに21時前。といっても明るい。夕食はアイティからもらったトナカイ肉とマッシュポテト。胃に染み渡る旨さ。
夜、といっても白夜なので暗くはならない。明るい寒空の下、就寝する。

アイティとお別れのハグをしたときに、お別れが悲しくって泣いてしまいました。姉もつられ泣き、で二人してキッチンペーパーで鼻をかむ。

アイティとお別れのハグをしたときに、お別れが悲しくって泣いてしまいました。姉もつられ泣き、で二人してキッチンペーパーで涙を拭きました。アイティは泣いている私達に、「いつまでもこの家に居ていいのよ」と笑っていました。

お世話になったイッサとアイティと。

お世話になったイッサとアイティと。フィンランドでは「はい、チーズ」の代わりに「ムーイック(フィンランド語でシロマスの意味)」と言います。なので口がオチョボ口に。オチョボ口で撮るなんてこの国だけじゃないかしら。結局いつもムーイックと言った後に笑ってしまって笑顔の写真になります。イッサ、アイティ、アルト君、かなちゃん、素敵な経験をありがとう!

 

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