3日目 ryten山、kvalvikaビーチ

目を覚ますと、小雨交じりの曇天。夏とは思えない寒さ。暖かいキッチン棟に駆け込み、朝食は昨日のソーセージで作った雑炊。朝からなかなかのボリュームだけれど、お腹も膨れて体も温まる。
天気が良くなることを臨みつつテントをかたづるも、未だ芳しくはない。しかしまぁ、ここはロフォーテン諸島。メキシコから流れる暖かい海流と北極からの冷たい風がぶつかる場所なんだから、晴れてる方が珍しいと言ってもおかしくないくらいだろう。もうしばらくこのキャンプ場でまごつきたいところだけれど、『ロフォーテンらしいロフォーテンを楽しもう』という気持ちに切り替える。
キャンプ場からおよそ5キロは主要道を歩く。アスファルトの舗装道だけれど、入り組んだ湾を跨ぐ橋など渡るのは楽しい。

また、ロフォーテンは鱈の漁場としての歴史が長く、今もなおその伝統は続いている。町外れには必ず鱈を干す棚があって、大量の鱈が吊り下がっている。魚に馴染みの薄い国の人が見れば、異様な風景かもしれない。言ってみれば魚のミイラなのだから。特に、鱈の身から切り離された頭だけが吊り下がっているのは、もうおぞましいレベルだろう。自分たちも、目をひん剥いた羊の頭が並んだギリシャの市場では、目のやり場に困ったものだ。

見た目がそんな感じだから、もちろん匂いも独特。俺はその匂いから正しく『鱈チーズ』を思い出したし、世界一周婦人は『タラタラしてんじゃねぇよ』という名前の駄菓子を連想していた。もっとも、ロフォーテンの干し鱈は高級で、駄菓子からは程遠いものなのだけど。
fredvangという町まで歩いて、そこからようやく登山道となる。最初は羊の牧場。そこで、羊たちに見守られながらお昼ごはんを食べる。奴ら、全く警戒心がないどころか、こちらを物欲しそうにこちらを見つめ、すり寄って来る。

そこから100メートルほど上にある峠に登ると、実はそこは峠というよりは台地になっていて、大きな池がある。てっきり細い稜線になっていると思っていたので驚いた。

コースは峠(と呼ぶことにするこの場所)からryten山に向かって続いている。歩くうちに天気も良くなってきて、雨も止み、青空が覗けるようになってきた。
そして、ryten山頂到着。なんと清々しい景観!空と海のコバルトブルーの間に、氷河によって削られたカールが、ずどんと横たわっている。そしてカールの上に生い茂る緑。『世界一美しい』だなんて大袈裟だと思っていたけれど、ここは確かにそうかも知れないと思わせるくらいの説得力があった。

山頂でしばらくのんびり過ごしてから、もと来た道を少しばかり引き返し、別斜面を下りる。そこにはkvalvikaというビーチが広がっているのだけれど、まぁまたその美しいこと。rytenの山頂から切れ落ちた崖、山肌を埋め尽くす緑と流れ落ちる滝、放牧された羊。鋭い山々に取り囲まれたビーチには絶妙な量の光しか差し込まず、またそれが綺麗。

もちろんそんな場所だから、公共交通機関では来れず、歩いてくるか、ボートを雇って来るしかない。正直、これまで南米やアフリカで多くの美しい自然を見てきたから、それを超えるほどの美しい自然なんてそうそう見れるもんじゃない、ロフォーテンと言えども、『簡単には来れない場所だし、近くまで来たから言っとくか!』と、それほど期待はしていなかった。しかし、これはもう、何度でも来たいレベル。
ビーチからまた別の山肌にとりつき、markvatnetの池のほとりでキャンプ。到着時間は20時頃。全く暗くならないから、天候や自分のコンディションに合わせて行動時間を決められるのは、大きなメリット。あと、水の心配もほとんどないから良い。

小雨の中、車道をあるきます。

小雨の中、車道をあるきます。車道沿いには鱈が干してあります。

凄い量の鱈。

凄い量の鱈。

登山口に到着。

登山口に到着。

羊達がお出迎え。

羊達がお出迎え。

最初の丘を登ると、池がありました。

最初の丘を登ると、池がありました。

更に奥にはもう一つ、大きな湖。ロフォーテンには棚田のように高さを変えて湖が並びます。

更に奥にはもう一つ、大きな湖。ロフォーテンには棚田のように高さを変えて湖が並びます。

本日のルートの途中にあるライテン山に荷物を置いて登りました。

本日のルートの途中にあるライテン山に荷物を置いて登ります。高度が上がるにつれて、見えてくるのは延々と連なる小さい島島、湾、そして湖。

ライテン山登山中風景。

ライテン山登山中風景。

ライテン頂上には見たことのない景色が待っていました。一面の緑色の芝生。

ライテン頂上。ずどんと横たわるカール、一面の緑色の芝生。

ライテン登山後、次に目指したのが、白い砂浜。

ライテン登山後、次に目指したのが、白い砂浜クバルビカビーチ。

下山後、ライテンを見上げて。

下山後、ライテンを見上げて。あの崖の先っぽが先ほど私達の居たところ。

白い砂浜のあるにはキャンプに適した平地に、コンコンと湧き出る清らかな水、徒歩でしか来ることとできないまったりとした雰囲気。キャンプをするにはピッタリです。

白い砂浜のあるクバルビカビーチにはキャンプに適した芝生の平たい地面に、コンコンと湧き出る清らかな水、徒歩でしか来ることとできないのでまったりとした空気が流れています。キャンプをするにはピッタリです。私達は先の予定もあったので、先へ進みます。

砂浜には羊達。

砂浜には羊達もいます。

ここから急に天気は好転!

ここから急に天気は好転!

ギリシャを思い出すかのような暖かい陽気に。

ギリシャを思い出すかのような暖かい日差しに。

明日は晴れるといいな、なんていいながら、テントを張ります。ロフォーテンは基本的にテントはどこへ張ってもよいので、自分たちのお気に入りの場所を見つければ、そこにて就寝できます。

明日は晴れるといいな、なんていいながら、テントを張ります。ロフォーテンは基本的にテントはどこへ張ってもよいので、自分たちのお気に入りの場所を見つければ、そこにて就寝できます。自由度の高さが魅力の一つのロフォーテントレッキング。

 

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s