1日目 フェズぶら

フェズ滞在、延べ3日目。
これまでの滞在では、ラマダンの影響ですることがなかったり、移動の末にたどり着いただけだったりした。なので、ようやく本日、いわゆる『フェズ観光』へ出発。
モロッコは、誰が決めたか知らない『三大ウザい国』の一つとして有名。とりわけここフェズの旧市街は、モロッコの中でもかなりウザい都市なんだという噂。どんなウザい客引が俺たちを待ってるんだろうか、世界一周婦人も俺も、ヨーロッパではほぼ解除していた久しぶり防御モードで、フェズの旧市街入り口にあたるブージュールド門をくぐる(ちなみに、これまでの日記でも『フェズの旧市街に行ったけど、全然ウザくない』みたいな書き方をしました。でもそれは、観光スポットは一切ない、地元民しかいない下町。つまりウザさの本場ではなかった、ということです)。

『ジャパン?コンニチハ!』

『ヤスイ、ミルダケ!』

『ナカタ!』

おお、早速来やがったか、客引どもめ。

しかし、世界各国どこへ行っても客引のテクニックはこんなもん。これまで行った国と比べて、特別ウザいということはない。変に会話なんかしちゃったら、嘘ついて騙してきたりもするんだろうけど、なるべく目を合わさないようにして、完全無視していたら、それほど深追いもしてこない。タンザニアなんか、腕や肩を掴んできたりするのは当たり前だったから、むしろこの程度はこそばいくらい。

ちなみに、たまたま目が合ってしまった客引に、

『ニッポンジンデスカ?』

と日本語で言われ、思わず首を横に振ってしまったんだけれど、その後『ユーアーバッドマン!』と背中ごしに罵声を浴びせかけられた。その時は、さすがに『ウザっ!』と苦笑いしてしまった。罵声は要らんやろ。でもまぁ、矛盾してるわな。
世界一周婦人と俺がまず目指したのは、皮なめし職人のエリア。

『タンネリ(皮なめし工場)ディスウェイ、カムヒア!』と誘導しようとする連中を完全無視して、タブレットPCの地図アプリで現在位置を確認しながら、目的地を目指す。

で、目的地であるエリアに到着しても、タンネリ自体は、ビルに囲まれてるから見えない。ビルの上にあるテラスの上に上る必要がある。そこでまた客引の声。

『テラス、1ディルハム(モロッコの通貨、15円弱)!』

え?そんな額なら払ってもいいか…と、思ったら、おそらくトラブルに巻き込まれるんだろう。テラスに上るのは少額でも、そこから下りるには、ビルの途中にある皮雑貨屋で何か買わなければイチャモンつけられる、というパターンに違いない。

婦人が、テラスのあるビルの前で、

『ノーペイ、ノーバイ、オーケー?』

つまり何も払わないし買わないけど良いか?と聞いてみて、『オッケー!』と答えてくれたところで、ようやくテラスに上る。

無料テラスだったからか、タンネリは少し遠め。季節的な関係なのか、現在は黄色と茶色の皮ばかり作っていた。色とりどりの鮮やかな染色槽が並んでて綺麗なんだと思っていたので、ちょっと肩透かし。まぁ、それでも十分楽しめた。

『ノーペイ、ノーバイ』を押し通しはしたものの、実は少し、モロッコの皮製品には期待していた。特に、可愛い財布なんかあったら、母親へのお土産に買いたいな、とも思っていた。しかし結果的に、残念ながら良いものは見当たらず。所詮は土産物の範疇を越えない、安かろう悪かろうなものばかり。マラケシュ行ったらもうちょいマシかな?少なくとも、フェズでは良い縁に恵まれなかった。
その後は、主に婦人のショッピング。フェズの街の次は、サハラ砂漠のオアシス、メルズーガ。今以上の日差しと砂埃にさらされること間違いなしなので、それに備えてスカーフなどを捜す。

婦人は、サルエルパンツというんだろうか?アラジンが穿いてそうな、ダボっとしたズボンを購入。リネン素材でストライプ柄。お土産以上のクオリティで、なかなか良い買い物だったと思う。ちなみにスカーフは、旧市街では良いのが見当たらず、後ほどショッピングモールで。なかなかお気に入りが手に入ったらしく、婦人はご満悦。
キョフテ(ひき肉のミートボール)のタジンと野菜のクスクスを昼食に食べて、街歩きを継続。しかし、あまりに暑くてノックアウト。宿に帰って一休みすることに。
日が暮れるまでホステルで涼みつつ(といっても、冷房もないし、水浴びして我慢する程度)、メルズーガで泊まるホステルを手配したり、今後の予定を調整。あとは、スペインで覚えたシエスタみたく少しばかり昼寝。
ようやく暑さも和らいだ20時、夕食に出かける。今回は、なんと積極的にバーガーキングをチョイス。というのも、どうやらモロッコ料理のレストランに置いてるのは、ほとんどタジンとクスクス。どちらにもまだまだ飽きてはいないけれど、これから砂漠の街に行けば、嫌でもタジンとクスクスを食べざるを得ないだろうと予想し、都会にいるうちはあえてモロッコっぽくないものを食べておくことにした。モロッコ到着初日は、宿のおっちゃんがやたらとマクドナルドを推めるので、『この的外れなオススメは、本当に善意か?』なんて疑わしくなったのだけれど、なるほど合理的なリコメンデーションであることが良く分かった。

旧市街への入口、タンジェリ門をくぐる。

旧市街への入口、ブージュールド門をくぐる。

まず目指すのはフェズ旧市街の中心にある神学校。面積は狭いものの、天井が高く、というより青天井で、壁面はきめ細かいタイルで彩られています。

まず目指すのはフェズ旧市街の中心にある神学校。面積は狭いものの、天井が高く、というより青天井で、壁面はきめ細かいタイルで彩られています。(本日の表紙もこちらの神学校)

神学校内部。

神学校内部。

フェズは世界最大級の迷路の町。狭い通路を所狭しと土産物屋が並びます。道の角には「タンネリコッチ」だとか「ドコニイクノ」だとか声をかけてくる道先案内人達。そう、モロッコは道を聞くのも有料なのです。パソコンのGPSを睨みつつ、目的地を目指します。

フェズは世界最大級の迷路の町。狭い通路を所狭しと土産物屋が並びます。道の角には「タンネリコッチ」だとか「ドコニイクノ」だとか声をかけてくる道先案内人達。そう、モロッコは道を聞くのも有料なのです。パソコンのGPSを睨みつつ、目的地を目指します。

こちらが、革や布を染めるタンネリと呼ばれる革染め職人達のいる場所。絵葉書に載っているカラフルなタンネリは合成写真です。ちなみにタンネリ横の屋根に載っている黄色い物体…

こちらが、革や布を染めるタンネリと呼ばれる革染め職人達のいる場所。絵葉書に載っているカラフルなタンネリは合成写真です。ちなみにタンネリ横の屋根に載っている黄色い物体…

あれは染められた革を天日干し中のようです。

あれは染められた革を天日干し中のようです。

お昼ご飯に食べたミートボールのタジン。

お昼ご飯に食べたミートボールのタジン。

野菜のクスクス。このクスクスには味がなく、美味しくなく。(というより、今まで食べたクスクスはどこも美味しくなかったのですが、後日美味なクスクスにエッサウィラで出会うことに。)

野菜のクスクス。このクスクスには味がなく、美味しくなく。(というより、今まで食べたクスクスはどこも美味しくなかったのですが、後日美味なクスクスにエッサウィラで出会うことに。)

それにしてもモロッコ雑貨は購買欲をそそられます。私は大きなランプ、広志郎は陶芸品に興味心身でしたが、そこはバックパッカー、購入は諦めます。

それにしてもモロッコ雑貨は購買欲をそそられます。私は大きなランプ、広志郎は陶芸品に興味心身でしたが、そこはバックパッカー、購入は諦めます。

 

 

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s