1日目 サハラ砂漠到着

『パソコン忘れた!』
という世界一周婦人の叫びが、夜が明けたばかりのサハラ砂漠の村、ハシラビットにこだまする。

パソコンは、今日日の旅人にとって、命、パスポート、お金の次に大事なもの。いや、悪用される危険性を考えると、お金より大事かもしれない。

そのパソコンを、今去って行ったバスの中に忘れてしまったのだという。

フェズの街から約10時間の夜行バス、バス会社の手違いか乗客定員オーバーしてトラブっていたり、電気系統の故障か何がでピピピピとアラーム音が2時間ほど鳴り続けていたり、バスの運転手が眠気覚ましのためかムスリムポップを爆音で流し続けていたりと、ストレス過剰でろくに眠れず、注意散漫になっていたんだろう。

バスの最終駅は、ハシラビットから3キロ程度先にあるメルズーガ。もし盗まれていなければ、取りに行ける範囲。とりあえず宿にチェックインして、事情を説明し、バス会社のオフィスへと車で乗せて行ってもらう。

『あった!』メルズーガの目抜き通りに止まっていた見覚えのあるバスに駆け込み、自分たちの座っていた席まで行ってみると、自分たちのタブレットPCがポケットに挟まっていた。良かった。今回は幸運にも事なきを得たけれど、気をつけなければ。

『ありがとうございました!』まだ眠そうなところ、無理を聞いて車でここまで連れてきてくれた宿のご主人にお礼を言い、部屋に入って一休み。今回の宿は、自分たちにしては少し高い所をとったので、冷房が使える。こんな早い時間でも部屋に通してもらえるのもありがたい。
そんな波乱含みで始まった、サハラ砂漠観光。12時ごろまでゆっくりして、とりあえずレストランを探しに行く。昨日の夜から今朝まででミカン一つしか食べていない。暑くてイマイチ食欲が出ないけれど、さすがに空腹感はある。

炎天下の中、レストランを求めて村をうろつく。ハシラビットはサハラ砂漠観光のベースとなる場所だけれど、さすがに小さな村なので、選択肢はほとんどない。暑いし腹は減ってるし、もはや思考回路はショート寸前。いかにもツーリスト目当てといった感じの高そうなレストランに飛び込む。

しかし、これが案外悪くなかった。料理は、値段はそこそこしたけれど、味も量も申し分なし。何よりも、料理を食べたら併設するプールに入らせてもらえる。予想だにしない場所で、暇つぶしする事ができた。

プールを出て、ツアー会社へ。夕方出発し、ラクダに乗って、砂漠でキャンプ、次の日の午前中で帰ってくるツアーに申し込む。出発は明日。
と、そんな感じでゆるーく1日が過ぎる。いや、文字にするとかなりゆるーくなったけど、実際は、暑くて暑くて、どうやってこの暑さを乗り切ろうかで頭の中はいっぱい。日が高いうちは、宿に帰って冷房を最強(16℃)にしても、出てくるのは温風。それでも外よりはマシだったり。水は日陰に置いていてもどんどんお湯になっていく。それでも喉が渇くから飲むしかない。ハシラビットから見えている、赤くて巨大な砂丘へ行くのは楽しみ。だけど、暑くて死んでしまいそうだ。

土壁でできた砂漠の町の家。夏は涼しく、冬は暖かい、、らしいのですが、連日43度を超える暑さでは、やっぱり中も暑いのです。。

土壁でできた砂漠の町の家。夏は涼しく、冬は暖かい、、らしいのですが、連日43度を超える砂漠の夏の暑さ、やっぱり土壁でも暑いのです。。土壁だと壁も天井も暖まっているので、冷房の効きは悪いことこの上なし。

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