1日目 カッパドキア到着

イスタンブールからの夜行バスで、ギョレメに到着したのは朝7時。目星をつけておいた、最近出来たばかりらしいホステルへ。安くて綺麗。部屋も洞窟部屋っぽくしてあり、とても涼しく快適そう。
カッパドキアって何だ?自分はこれまで、キノコみたいな奇岩群がたくさんある不思議な自然公園のことだと思っていた。それでまぁ、半分は正解。

不思議なキノコ岩には、大なり小なりの穴が開いていることが多いんだけど、なんと、この地域では遥か昔から、キノコ岩に穴を掘って住居とし、生活している人がいるんだとか。電気もガスも水道もない原始的な生活を営んでいる先住民族がいる、というわけではなく、この辺で生まれ育った人々が物置とか家畜小屋に使っている、みたいな程度なんだけど(先に述べた『洞窟部屋』というのも、そんな穴ボコリノベーションアイデアの一つ。)、現在もやっぱり現役で使われている。奇岩というだけでなく、歴史的建造物でもある、というわけ。

じゃあ、なんでわざわざ岩に穴を掘ってに住んだのか?もちろん、乾燥した内陸部だから樹木が育ちにくいとか、岩がスポンジのように脆くて加工しやすい、という理由もあるだろう。同時に、ここは古くからキリスト教が伝わる地域だったのだそう。偶像崇拝を禁じる他宗教の巨大帝国から、キリスト教と自分自身を守るため、こんな所に住んでいたんだそう。まぁ、ギョレメの街にあるキノコ岩の家なんかじゃ隠れきれてないけど、国立公園内にはたくさんの地下都市があるという。つまり宗教的な重要文化財でもあるというわけ。

自然、歴史、宗教、建築、文化。それらの要素が複雑かつ絶妙なバランスで混ざり合っているのが、ここカッパドキアだと、調べてみてわかった。おお、これは期待以上に楽しめそう!
ということで、まずはギョレメ周辺を散策してみる。

ギョレメの村も国立公園内だから、村自体を歩くだけでもなかなか面白い。そこから野外博物館の方面へ歩いて行く。いたるところにキノコ岩。村の中心からちょっと歩いただけで、かなり雰囲気が変わる。ホテルやレストランの看板がなくなると、一気に雰囲気が増すなぁ。

奇岩に近寄ってみると、住居跡らしき穴が至る所にぽっかり開いている。しかも保護されてるわけではなく、自由に出入り出来る。日中の気温は40度を超えるカッパドキアだけど、日陰に入ると結構涼しくて過ごしやすい。こりゃ悪くないな、キノコ住宅。

野外博物館には入らず、さらに歩いてローズバレーを目指す。ここ、名前の通りバラ色の岩で囲われた谷。ただでさえお目出度い雰囲気抜群の谷なんだけど、夕暮れどきには赤い光が差し込んでそりゃもう美しいんだそうな。

しかし暑い。ダナキル砂漠でエルタアレの火口を見に行った時くらいに喉が乾く。歩くうちにペットボトルの水はお湯と化してしまう。

岩窟教会などに入って休みながら少しずつ進むと、次第に岩がピンク色になってきた。どうやらこのあたりはもうローズバレーらしい。耕作放棄されて半野生化しているリンゴの木から、リンゴをもぎ取って食べる。酸っぱくて渋い。でも美味い。腹も減っていたので、ちょうど良い足しになった。

そして、ついに夕暮れ。見晴らしの良い場所を選んで陣取り、沈みゆく太陽を眺める。赤みを増す岩肌は確かに美しい。でも…何かが不足している。それは、カメラ的に言えば、沈む夕日と赤く染まった岩肌がワンフレームに収まらないからだろう。夕日は夕日、岩は岩で美しいんだけど、谷が西に向かって開けてるから、どうしてもそんな風になってしまうんだけど、もっと別の所にベストスポットがあったのかもしれない。
真っ暗になった谷を歩いてギョレメに帰る。照りつける太陽の下1日中歩いたから、とりあえずビール。4月飲んだ時は『やっぱりイスラム教の国のビールだから大して旨くねーな。』と思ってたんだねど、今回は驚くほど美味い。暑くて喉カラカラの時に飲むビールはこんなに美味いかと、改めて実感。また、人間(というか己)の単純さも、改めて実感。
夕食はポットケバブ。この辺の郷土料理らしく、素焼きの陶器で作るシチュー。オーダーして出来上がると、目の前でポットを割ってくれる、というアトラクション付き。面白いけど、味には特に目新しさはなし。良く言えば食べやすくて誰の口にでも合う感じの味。やっぱりこれも、一般家庭で食べる方が美味いんだろうな。

奇岩がにょきにょきと生えているギョレメの町並み。

奇岩がにょきにょきと生えているギョレメの町並み。

ギョレメの町から10分歩けば人工の建物は無くなり、奇岩のみのエリアに行くことができます。カッパドキアの凄い所は広大な土地に奇岩が見渡す限りあって、その殆どが出入り自由の探検し放題なところです。遊び盛りの子どもを連れていけば楽しいこと間違いありません。

ギョレメの町から10分歩けば人工の建物は無くなります。カッパドキアの凄い所は広大な土地に奇岩が見渡す限りあって、その殆どが出入り自由の探検し放題なところです。

見ての通り穴ぼこだらけ。

見ての通り穴ぼこだらけですので、お好きな穴を選んで入ってみてください。

こんな穴を抜けると…

こんな穴を抜けると…

沢山の棚がある部屋に通じました。

沢山の棚がある部屋に通じました。

上を見上げれば、昔描かれた絵が残っています。案内図まなければ地図もない、自分で歩いて発見する、というのが楽しいのです。

うろうろしながらふと上を見上げれば、昔描かれた絵が残っています。案内図まなければ地図もない、自分で歩いて発見する、というのが楽しいのです。

高い所に登れば、ローズバレーへと続く道があることに気づきます。夕方まで時間もあることだし、ゆっくり行ってみようということに。

高い所に登れば、ローズバレーへと続く道があることに気づきます。夕方まで時間もあることだし、ゆっくり行ってみようということに。

白い生クリームのような砂岩の奥にみえる仄かに赤い岩がローズバレーです。

白い生クリームのような砂岩の奥にみえる仄かに赤い岩がローズバレーです。

道中、小さな橋を発見。どうやら洞窟教会のようです。

道中、小さな橋を発見。案内図によると、どうやらこれは教会のようです。

よじ登ってみます。

よじ登ってみます。

すると、中にはアーチ型の天井。高さもあり広々としています。

すると、中にはアーチ型の天井。高さもあり広々としています。削るのが簡単なこの岩、つまり崩壊もしやすそう。よかこんな大きなアーチを作れたもんだなぁ、と感心。

地層ごとに色が黄色、白、ピンクと三色になっている岩。日が傾いてきました。夕日に向けて急ぎます。

地層ごとに色が黄色、白、ピンクと三色になっている岩。

もう一つ教会があったので入ってみることに。

もう一つ教会があったので入ってみることに。

入ってびっくり。ここには天井画が残されていました。

入ってびっくり。ここには天井画が残されていました。

偶像崇拝を嫌うイスラム教徒によって顔が削られています。

偶像崇拝を嫌うイスラム教徒によって一部顔が削られてしまっていますが、それでも大部分の絵画は残っています。

日が傾いてきました。もうすぐ夕暮れです。

日が傾いてきました。もうすぐ夕暮れです。

あーだこーだといいながら、急いで夕日のベストスポット探し。慌てて丘に登り終えたのは夕日が沈む直前。後ろを振り返ると真っ赤に染まったローズバレー。

あーだこーだといいながら、急いで夕日のベストスポット探し。慌てて丘に登り終えたのは夕日が沈む直前。後ろを振り返ると真っ赤に染まったローズバレー。

夜ご飯のポットケバブ。卵形の陶器に入っていて、ナイフで割ってくれます。

夜ご飯のポットケバブ。卵形の陶器に入っていて、店のお兄さんがナイフで割ってくれます。

お味の方は、、特にポットケバブでなければ出ない味ではありませんでした。陶器の町が近くにあるので、郷土品を使ったアトラクションみたいなもんです。

お味の方は、、特にポットケバブでなければ出ない味ではありませんでした。陶器の町が近くにあるので、郷土品を使ったアトラクションみたいなもんです。

 

 

 

 

 

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