旨酒備忘録⑦ヨーロッパ北上編その3

ご当地のお酒から旅の思い出を振り返る『旨酒備忘録』。第七回は、ヨーロッパ北上編の後半、ハンガリーとポーランドを振り返ります。

ハンガリー
滞在したのはブダペストだけ。さすがは帝都、5日に渡って食べまくったにもかかわらず、その食文化の全てを食べ尽くした、という気にはなれませんでした。
ブダペストを訪れる日本人バックパッカーの目当ては、主にフォアグラ。しかし自分としては、鴨肉やマンガリッツァ豚の方がオススメ。
ブダペストの鴨は、肝臓に脂肪がたまるくらいだから、皮下脂肪もすごい。自分たちはモモ肉を照り焼きにしましたが、オーブンが使えるホステルでコンフィなどできたら最高だったと思います。
マンガリッツァ豚は、まず見た目が面白い。全身、羊のようなモジャモジャの毛で覆われていて、豚の概念を覆されます。次の機会は是非、実物を見に行ってみたいですね。そして味は、一言で言えば濃い!肉なら牛も鶏も分からないような人でも、これは豚だな、と分かるんじゃないでしょうか。もちろん、臭みとか脂っこさからそう思う訳ではなく。しかし、食感はというとまるで牛。多分、赤身の間にサシがいっぱい入っているんだと思います。加熱すると硬くなる、日本で食べるような豚の肉とは一線を画すテンダーな歯触りで、『さすがハンガリーで国宝指定されてるされてるだけのことはあるな』と思いました。フォアグラのように『珍品』というだけではなく、実力も兼ね備えた食材。オススメです。
あと、ハンガリー国内で飲んだお酒は、特筆するほど美味しくもなかったんですが、フィンランドにお土産で持って行ったトカイワインは、なかなか値打ちがありました。ハンガリーの高級ワイン『トカイ』。と、一言で言っても色んなメーカーから、色んなブドウの品種で、色んな熟成度合いのワインが出ています。全てを飲み比べた訳ではありませんが、一度は口にしておくべきなのは『トカイアスー』という品種。3年とか4年ものが甘過ぎずちょうど良い、ということです。
と、本当に食べることしかしなかったハンガリー。もし次の機会に何かしら自然系のアクティビティーをするとしたら、ホルトバージでしょう。最近怠っているバードウォッチングができそう。

それと一緒に、ハンガリー名物のトカイワインを飲みました。甘いデザートワイン。しかし、選んだものが安物、とくに感動せず。

ハンガリー名物のトカイワイン。

ちなみにこのもじゃもじゃな豚が、マンガリッツァ豚です。(参照元:http://www.inshokugyoukai.com/company_product_detail.php?id=543)

こんにちは、マンガリッツァ豚です。(参照元:http://www.inshokugyoukai.com/company_product_detail.php?id=543)

マンガリッツァ豚の肉は中央市場地下のステーキ肉屋さんにあります!この脂の入りかた、普通の豚肉とは少し違います。

マンガリッツァ豚の肉は中央市場地下のステーキ肉屋さんにあります!この脂の入りかた、普通の豚肉とはずいぶん違います。

 

ポーランド
ポーランドも食べて食べて食べまくりました。この旅始まって以来、レストランで、食べきれないほどのメニューを注文してしまったのは、ここポーランドだけです。自分の誕生日だった、ということもありますが。しかしそれでも心残りなことに、食べ逃してしまったメニューもあり。スケジュールを把握し間違えており、牛肉のタルタル(ユッケ)を食べる機会を失ってしまいました。あ、あと買ったのに飲み損ねたクラクフの地ビール。悔しすぎて、手荷物検査の直前まで手放すことができませんでした。
ポーランドでは久しぶりに『最高峰』にチャレンジしようと思ったのですが、やはりまだ自分たちの装備で登れるコンディションではなく、無念の敗退。しかし、平地のイメージが強いポーランドで、登山がとてもポピュラーなのには驚きました。登山してると『ポーランド隊』とか『ポーランドルート』なんて単語をよく耳にするのも納得です。牛タルタルや地ビールとともに、リシィ山もリベンジが必要ですね。

定食を頼めば、スープにメインに、ポテトか米かから選べる主食、サラダが付いて300円ほど。ボリュームたっぷりです。ええ国に来た。

定食を頼めば、スープにメインに、ポテトか米かから選べる主食、サラダが付いて300円ほど。ボリュームたっぷりです。ええ国に来た。

タクシー内にて。結局飲めなかったクラクフビール。。唐突なポーランドとの別れ。

タクシー内にて。結局飲めなかったクラクフビール。。唐突なポーランドとの別れ。

ヨーロッパ北上編を総括して、どこもお酒が安くて美味しく、過ごしやすかった印象です。食に関しては、東へ北へと進むにつれてトルコ料理の要素が薄らいでいくのも興味深かったです。陸路で旅する醍醐味!
また、戦争や民族問題の生々しい現場に触れることができたのも、とても勉強になりました。『人類皆兄弟』とか『地球に国境はない』なんて発想は、日本人が思うほど単純ではない、しかしだからこそ稀有なものなんだと実感しました。
あと、今回はそれほど『最高峰』にこだわらず、まだシーズンではない静かな山に自力で登る、ということに焦点を置いていましたが、あと1ヶ月遅ければ、全ての国で最高峰にチャレンジできたと思います。
ボスニアヘルツェゴビナ、マケドニア、アルバニア、ルーマニア、チェコやスロバキアにバルト三国。行ってない国もまだまだあるし、どこもミステリアスで魅力的。中央ヨーロッパは、結果的に南米やアフリカより安価で済んだし、治安もいくらかよかった印象なので、バックパッカーには特にオススメです。

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