旨酒備忘録⑧北欧西欧40日編その1

ご当地のお酒から旅の思い出を振り返る『旨酒備忘録』。第八回は、北欧西欧40日編の前半、フィンランドとノルウェーを振り返ります。
バックパッカーにとっては鬼門とも呼べる北欧。もちろん物価の高さが原因です。我々は、親族や友人を頼りに頼ってなんとか潜り抜けることができました。
今から考えると、フィンランドの物価は、テント張って自炊してる限り、それほど高くなかった。南米パタゴニアに毛が生えたくらいでしょうか。高いけど、なんとかやっていけるレベルというか。

しかし、ノルウェーは激烈に高かった。何を買うにしても、日本の1.5から時には5〜6倍の価格。スーパー行って、値札見て、奇声をあげて、しょんぼり帰る。その繰り返しでした。ようやく手に入るものといえば、各スーパーのプライベートブランドのパスタなど。野菜すら高い。炭水化物過剰で、栄養失調みたいになるんじゃないかと思いました。

また、北欧デザインとか高福祉なんて言葉から、ハイテクノロジーな先進国家を想像していた北欧。しかし実際のところは、牧歌的というか良い意味で田舎くさいというか。『物を大切にする』『互いに助け合う』そんな精神がうまく機能してる、という感じがしました。

と、物価の高さやひもじい思い出ばかり先行して書きましたが、親族や友人宅にお世話になる時は、豊かな生活を送ることができました。お世話になるお返しに、お好み焼きやお寿司を作ったのも楽しかったし。
フィンランド

ヘルシンキで数時間の観光、キルピスヤルビで2日間のトレッキング、それ以外はずっと我々の新たなお義兄さんであるアルトくんの実家にお世話になっていました。結婚式、楽しかったなぁ。

ラップランドのトレッキングは、残念ながら天気がイマイチだったけれど、日本と全然景色が違うので、予想をはるかに上回る素晴らしさでした!これまで結構トレッキングしてきたけれど、もう、目の前に広がる景色が他の何処とも違う。『登山=高い山』という図式からは完全にはずれるから、知名度が低いのかな?もっと紹介され、評価されても良いと思うんですが、ずっと静かな山であってほしい、というのも本音。

長距離ルートもあるようだし、ベリー摘み、キノコ狩り、ノルディックスキーも出来る。もう、再訪と言わず住みたいレベルです。

お酒の思い出としては、何と言ってもサルミアッキ!世界一不味いと言われるサルミアッキキャンディの、お酒バージョンです。正直、キャンディの方は『また食べたい』と思いませんが、お酒はなかなかクセになる。香りが強いから、好き嫌いは間違いなくハッキリ分かれると思います。ボトルキャップに少量注いでクイっといくと、不思議と止められないんです。 これに合う料理って何ですかね?インスタント焼きそば?甘いから、デザートリキュール?後味悪すぎでしょうか?バニラアイスに少量垂らしたりしたら美味しいと思いますが、嫌いな人にとっては蛇足以外の何物でもないでしょう。

みんなで乾杯!乾杯のお酒は、フィンランドでしか採れない黄色いクラウドベリーのお酒。

結婚式前日の親族の会。乾杯のお酒は、フィンランドでしか採れない黄色いクラウドベリーのお酒。

到着と同時に乾杯!どの国でも山男達はお酒が大好き!

一緒に山へ行ったときに飲んだのは、ラム酒。コーヒーに混ぜても飲みました。どの国でも山男達はお酒が大好きです。

 

 
ノルウェー

繰り返しになりますが、ノルウェーの物価は本当に高い!しかし、自分たちが行きたい場所に、偶然これまでに出会った旅仲間が住んでいるという幸運が重なり、なんとホステル利用はゼロ。これがスゴロクだったらサイコロに怪しい仕掛けがないか疑うくらいでした。

そんなノルウェーでは、ロフォーテン諸島でトレッキングをしました。『世界で最も美しい場所』と呼ばれているらしく、ヨーロッパ中から観光客が集まっていました。しかし、道中でたまたま出会った日本人バックパッカーに『これからロフォーテン諸島に行く』というと『どこそれ?』的なリアクション。ノールカップ(ヨーロッパ最北端の岬)とか五大フィヨルドとか、日本人はそんなのの方が聞こえが良くて好きなんですね。

で、ロフォーテン諸島が世界で一番美しい場所だったかと言うと、少なくともそう感じるくらいの説得力はありました。ガイドブックなんかには、世界で最も美しい場所『の一つ』というズルい表記がされています。それであれば、答えは完全にイエス。

トレッキングでは、パタゴニアを超えるような場所などそうそうないだろうと天狗になっていたんですが、ロフォーテン諸島はそれに勝るとも劣らない素晴らしさ。日本で言えば、槍とか穂高みたいなアルプスの山々の頂が、海からニョキっと突き出している感じ。標高2000メートルは上らないと見れないような風景が、海沿いから見える。なんだか本当に不思議で見応えがありました。ただ、売ってる地図は高いくせにロクでもないし、看板なども少ないし、場所によっては踏み跡もほとんどない。自分たちは道迷いもしました。危険箇所もあるし、天気も変わりやすい。トレッキング慣れしてない人は、町から一泊二日くらいの行程に止めておいた方が無難と思います。

お酒の思い出は、正直『高い!』という記憶しかありません。ビールなんて、ポーランドの何倍しただろうか。ワイン以上のアルコール度数となると、スーパーには売っておらず、政府に厳しく管理された店に行かなければ買うことすらできません。またそのお店が、平日の18時まで、土曜の午前中だけ、などしか開いておらず、仕事している人は入り用の二週間くらいに買っておかなければならないということです。もう、飲むな!というレベル。まぁ、ノルウェーはお酒を飲みに行く旅先ではない、ということですね。

誕生日のアニアは大好きなスイカになって登場!スリッパまでスイカの気の入りよう。

ノルウェーで飲んだお酒といえば、アニアの誕生日会で出して貰ったフルーツカクテルに、ピニャコラーダ!

でもって、ヨハンのお家にお土産で持って行ったビール。久々のビールは格別に美味しかったです。

でもって、ヨハンのお家にお土産で持って行ったビール。久々のビールは格別に美味しかったです。

ハイレベルな貧乏旅行をしいられた北欧。しかし、『行く価値あり』どころか『また行きたい』、いや『住みたい』レベル。今回は行ってないスウェーデンにも『王様の散歩道』なるトレッキングルートがあるらしいし、アイスランドやデンマークにも是非とも行ってみたい。物価を理由に避けてはもったいない行き先ですね。

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