1日目 ブハラからサマルカンド

朝、ラビハウズから少し東へ行ったところにあるバスやタクシーの停留所から、268番のマルシュルートカ(乗り合いバス)にて鉄道駅へ向かう。

8時20分初の列車(チケットは前日に買っておいた)に乗って我々が次に目指す先はサマルカンド、シルクロード旅のハイライトとなるべき場所。

これといったハプニングもなく順調に列車旅は進み、13時頃にはサマルカンドの駅に到着。公共バスで観光の中心レギスタン広場まで行き、とりあえず有名な安宿バハディールに投宿。

バハディールには脈々と受け継がれる情報ノートがあって、それ読んでると『この宿は泥棒宿だ』みたいな書き込みがあったり、正直あんまり清潔でなかったので、ここでの宿泊は一晩のみにして明日は別の場所に泊まろうか、ということになり、引越し先を探して周辺を散歩してみる。何件かあたってみたところ、一番有力なのはやはりフルカットというライバル宿。バハディールより若干安い上に清潔だし、スペースにゆとりがあって高印象。ただ、たまたまそこに宿泊していた日本人によれば、昨日はホットシャワーが出なくて、かなり寒かったという話。なるほどそれはいただけない。あと、雰囲気的にフルカットは洗濯物したら怒られそう。イラン出国以来、ぼちぼち汚れ物が溜まってきたので、ここらでいっちょサッパリしたい。どちらにしても今晩はバハディール宿泊なわけだから、今晩の寒さと洗濯物次第で引っ越すかどうか考えることにする。
次に向かったのは鉄道チケットを売ってるオフィス。サマルカンド到着早々ながら、次なる街タシュケントへ移動するための下調べ。これもやはり、段取りよく移動して宿代が嵩まないようにするため。

サマルカンドとタシュケントの間は、1時間とか2時間おきに列車が走っているらしい。値段にして現地通貨8ドルから10ドル分(等級によって変わるみたい)。宿の情報ノートで調べたのより高いな。どうしようか?と2人で相談。

もしかしたらサマルカンド、長居したくなるかも知れない。それに、世界一周婦人も俺も、またしてもお腹の調子が良くない(東進する旅人はウズベキスタンで腹痛を起こす、というのが定番)から、否が応でもここで長居する羽目にあうかも。

列車の旅は快適で捨てがたいけど、チケットを買ってしまうのはリスクがある。逆に、この区間はバスやシェアタクシーも頻繁してるみたいだし、移動手段が確保できずに足踏み、なんてことはないだろう。ということで、せっかくチケットオフィスまで足を伸ばしたものの、何も買わないことにする。
宿と移動、次なる一手が見定まってようやく観光。チケットオフィスからほど近い、ティムール廟を訪れる。

ティムールとは、ここサマルカンドを首都として中央アジアに巨大な帝国を築きあげた、あの偉大な皇帝ティムール(かなりざっくり)のこと。日本でいえば、足利尊氏とかそんなポジションにあたる人だろうか。

ことサマルカンドにおいてティムール人気は絶大のようで、ティムールの名を冠したホテルやレストランがある。街の主要道路には巨大なティムールの像があり、横山光輝あたりが描いた漫画の主人公みたいな顔立ちをしている。

もちろん聖廟も立派。イスラム建築の特徴である玉ねぎ型ドームはもちろんこれまでにも見てきたけど、ウズベキスタンではそれがウネウネと波打っていてさらに特徴的。ティムール廟のウネウネ玉ねぎは、ウズベキスタンを代表するものの一つと言ってもいいだろう。
そういや今日は朝からパンをひとかけ、ビスケットを少々かじっただけだから、めちゃくちゃ腹が減った。なんか食おうということでレストラン探し。

サマルカンドの街はヒヴァやブハラとはまた違って、街全体が都市公園風に設計されているみたい。ヒヴァのような趣はもう残ってないけれど、ブハラよりしっかりしてて歩きやすい。客引きもしつこくないし。そんな都市公園っぽい場所にレストランがあるから、見た目なんだか高そうに思うんだけど、これが案外普通の値段。ただ、どの店に行ってもメニューは似たようなもの。ラグマン、プロフ、マンティ。ウズベキスタン入国以来、だいたいこのメニューをローテーションで食べてるので、さすがに飽きてきた。

付け合わせに、楽しみにしてたナンが出てきた時は、さすがにちょっとテンションが上がる。ウズベキスタンは街によってナンが少しずつ違い、ここサマルカンドのナンは美味しいと評判。

なんでも、水を付けて焼き直せば2年後でも食べられるとかいう話。形は、直径30センチくらいの円形で、中心が大きくくぼんでいる。土手の高さは5センチくらいあるだろうか?

そしていざ実食。ひと口食べて、なるほど面白い。土手の内側にくっついてる黒いツブツブはコリアンダーか?爽やかな香りが口いっぱいに広がる。

ふた口食べて、うーん、結構この土手の肉厚な部分はパサつくのね。水、練り、発酵が少ないと、膨らみが弱くてこんな食感になる。って、これもしかして失敗作にあたった?

み口食べて、まぁ、美味いものではないかな。たぶん長期で砂漠を旅するキャラバンにとっては、ご馳走そのものだったんだろうし、サマルカンドで生まれ育った人にとっては忘れられない故郷の味なんだろうけど。。2年も保存できるもは、ここが砂漠だからだろうしね。日本じゃさすがにカビるだろう。名物に美味いものなしって奴。不味かないけど。
夕焼けに染まる街を見てから、宿に帰る。日が沈むとかなり寒い。

列車でサマルカンドへ。

朝一の列車でサマルカンドへ。

こちらが英雄ティムールさん。

こちらがウズベキスタンの英雄ティムール。

そしてこちらがティムール廟。

そしてこちらがティムール廟。波打つドーム。

プロフ。

夜ご飯、プロフ。

ラグマン。このレストランのラグマンはディルとコショウがたっぷりで美味しかったです。

ラグマン。このレストランのラグマンはディルとコショウがたっぷりで美味しかったです。

サマルカンドナン。

サマルカンドナン。

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