1日目 さよなら、ニールとユイ

黄龍と九寨溝のツアーから成都に帰ってきた世界一周婦人と俺。

明日から西四川、俗に言う東チベット地方への旅に出るので、その準備。

まずは情報収集。リタンという街で月曜と金曜に行われる鳥葬がオススメ、という情報だったので、それに合わせてルートとスケジュールを組む。

簡単に書いておくと、成都、ラルンガルゴンパ、ガンゼ、アチェンガルゴンパ、リタン、カンディン、成都という順で、反時計回りに地域を一周する。通常は、我々とは逆に、時計回りで旅する人が多い。標高4000メートルを超えるラルンガルゴンパを旅の頭に持ってくると、高山病になってしまう可能性があるから。あと、地域のハイライトであるラルンガルゴンパを最後に持ってくる、コルラする、という理由からも、時計回りの方がメジャーなんだろう。

でもまぁ我々は、このところ4000メートル越えは月イチくらいの頻度なので、高山病にはならないだろう。何よりリタンで鳥葬を見るには反時計回りじゃないと都合がつかない。まぁ、コルラする、という意味を失ってしまうのはちょっと残念。まぁ仕方なし。

予定がたったところで、茶店子ターミナルへバスチケットを買いに行く。早朝6時20分発のセルタ行きで、ラルンガルゴンパにて途中下車する算段。ちなみに値段は5000円弱。高い。中国の移動はお金がかかる。まぁ、17時間も乗るらしいから、それ相応なのかも知れないけど。

で、スーパーへ。17時間にも及ぶバス旅に備えて、お菓子や果物を買い揃える。もちろん中国に入ってはまっている巨大なミカン、ヤオズも購入。あと、あると便利な水筒(中国はどこでもお湯をもらえるので、お茶を作ったり湯たんぽ代わりにできる)や防寒具も探してみるけど、良いものは見つからなかった。

夕方、易家を訪問。トルコはマラテヤ以来、出会い別れを繰り返しながらシルクロードを旅したニールとユイ(日記ではユイに統一したけど、イユか、英語名ミシェルで呼ぶ)とも、これから先はそれぞれ別の道を行くことになる。ユイの家族にもお世話になった。易家に到着するまでは、泣いちゃうかな?って思ってた。

しかし実際に到着すると、ハンガリー人とロシア人のカップルの友達が来てて、一緒に食事。世界のジョークについて話し、盛り上がる。ヨーロッパにある、互いの国家や民族を笑いあうジョークは本当に面白い。ハンガリーとルーマニアが気まずい関係だなんて、彼らのジョークを聞くまで知らなかったし、興味深い発見もある。中にはブラック過ぎて今はまだ笑えないものもあるけど、腫れ物に触るようしてナイーブになるより良いんでないか?日本、韓国、中国なんかも、『俺たち、いがみ合ってるよね?』みたいなジョークを積極的に作ってバカにしあい、笑いあい、あっけらかんとしてた方が良いんじゃない?なんて気もする。

あと、文字とか言葉とかの話でも盛り上がる。我々を除く4人は中国語を話せるので、日本人はなんで漢字が分かるのに、カタカナやひらがなも使うのか?どういう時に使い分けるのか?みたいな話とか、日本語の文章には必ずしも主語が出てこない、で、実はハンガリー語もそう、やっぱりハンガリーはアジアと繋がってるんだねー!とか、そんな話で盛り上がる。

そんなふうにしてると時間は最終バスギリギリになっていて、湿っぽくなる暇もなく易家を飛び出す。

『次はどこで会えるかな?タイ?じゃあまたその時に!』

本当にそうなりそうな気もするし、なればいいなと思う。

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