2日目 アチェンガル撤退

多くのチベット仏教徒達が修行する修道院、アチェンガルゴンパ。

こんな村に来るチャンスは、2度とないだろう。1日でも長くここに滞在したい。

と、思っていた。

何なら、今後訪れる予定の場所の滞在時間を削ってでも。

しかし、残念ながら一泊二日で、この村を去ることにした。

だって、寒すぎるんだもん!

標高はラルンガルゴンパと同じくらい。しかし、明らかにラルンガルゴンパよりも寒い。理由はおそらく、風が強いこと。アチェンガルは平地なので、冷たい風が終始吹いている。それと、村の真ん中に川が流れてること。そこそこ太い川なのに、両岸から凍り出してる。川の上で冷やされた空気が風に乗って村中にひろがっている、というわけ。てか、川が凍るってどんだけ寒いのよ。ああ、ガンゼの温泉が恋しい。

ということで、戻って来ました、ガンゼの町。我々が次に目指す町リタンへは、アチェンガルからの直通バスはない。乗り合いタクシーは、あるにはあるけど、利用者が少ないので実質貸し切りタクシーとなる。最も確実に安く移動するためには、もといたガンゼに戻るしかない、というだけなんですけど。

前回に引き続き、今回も激安温泉宿。ただ、前回とはちがうところに泊まってみた。

もしかしたら情報が欲しい誰かがネットで調べてこの日記を見つけるかもしれないので、ちょこっと書いておくと…

激安温泉宿街は、ガンゼの町の南東ゲート近くにある『峠(の山なし)薩(の生なし)温泉大酒店』というホテルの、西にあるションベン臭い路地を南に行くとあります。

札西温泉住宿…WiFiが使えるという話。しかし鍵がぶっ壊れてて、セキュリティに不安を感じ、宿泊せず。

雪山温泉住宿…各部屋にドライヤーがついてるのがいい。トイレがちょっと汚いけど、日帰り客用のでっかい浴槽を使わせてくれたので、自分たち的にはここがベストだった。ちなみに鍵は持参してる南京錠を使用。

雪域温泉住宿…まだ新しい宿らしく、比較的キレイだった。鍵もある。おばちゃんの愛想もいい。けど、部屋についてる小さな浴槽しか使わせてもらえない。最悪なのが、トイレとお風呂の排水パイプがつながっているため、お風呂の水を流すとトイレが逆噴射。数あるプラスポイントを帳消しにしてなお余りあるマイナスポイント。本日、ここに泊まったわけですが。

(人様のために情報を載せるのは慣れておりません。宿の名前とか、けっこーアバウトですが、これで十分おわかりいただけると思います。ご容赦ください。)

夕食は、前回の滞在時にも訪れた水餃子屋さん。めっちゃ流行ってるし、事実美味い。来年にはどこぞのホテルだとかに店舗を移すんだとか。人気店はこうやってどんどん立派になってくんだろーな。

ちなみにガンゼでは、眉間にチョンと点が打ってある人を多く見かける。インド人かネパール人みたいに。チベット人と一言で言っても、色んな部族に分かれるんだろうな。面白い。

到着から日暮れまでに時間があったので、丘の上にあるガンゼゴンパに行ってみる。

ゴンパというくらいだから、やはり修道院。しかし、ラルンガルやアチェンガルのようなものではなく、あくまで『町中にある修道院』といったタイプ。建物はかなり立派だけど、そこで修行に励む僧侶の数は、ラルンガルやアチェンガルよりも少ないらしい。

ガンゼゴンパの頂上に登って景色を眺めていると、一人の若いお坊さんが我々を堂内に案内してくれた。

18時ごろだったろうか。暗く静か。冷たい空気で厳粛さが増している。お堂の中央には、なんとダライラマ14世のパネルが祀られている。お堂の真ん中に来ると、若いお坊さんは我々の手に、サフランの香りがする聖水を垂らしてくれた。

彼はどうやら日本人の友達がいるらしく、その友達から送られてきた日本の写真とか動画、日本語練習のための音声ファイルなどを我々に披露してくれた。

『日本は大好きだよ、中国は嫌いだけどね。』

彼の言葉を聞いて、少し複雑な気分になった。やっぱり中国政府によるチベット弾圧は本当だったんだな。でも、我々はたくさんの中国人にお世話になって、ここまで来た。政府のことは嫌いでも、中国の人々のことは嫌いにならないで欲しいな。そんな風に思った。

ゴンパから町へと下り、お気に入りの水餃子を食って宿に帰る。

僧達の勉強の場、ゴンパ。ゴンパ内に入ることも出来るよう、なので入ってみることに。

僧達の勉強の場、ゴンパ。アチェンガルではゴンパ内に入ることも出来るよう、なので入ってみることに。

二階建て吹き抜けになった建物の天井からは、鯉のぼりのような布で出来た飾りが垂れ下がっています。

二階建て吹き抜けになった建物の天井からは、鯉のぼりのような布で出来た飾りが垂れ下がっています。天井も壁も柱も色鮮やかに彩られていました。綺麗。

アチェンガルゴンパ、朝の風景。

さようなら、アチェンガルゴンパ。

ガンゼの山手にある僧院へ。

ガンゼの山手にある僧院へ。

私達が訪れたのは夕方、既に閉まっていたお寺を若い僧が開けて案内してくれました。ありがとう。

私達が訪れたのは夕方、既に閉まっていたお寺を若い僧の方が開けて案内してくれました。ありがとうございます。

お寺から見た夕暮れ。

お寺から見た夕暮れ。

 

日記は中国ですが、現在はインドはチベット政府のあるダラムサラに居ます。皆様、良いお年をお迎え下さい。

 

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