1-2日目 カトマンズの日々

初日

記憶とは、時が経つにつれて美化されていくもの。しかし、その逆があるということも初めて知った。

『こんなに綺麗だったっけか?カトマンズって。』

というのが正直か感想。俺のネパールの記憶は、長い年月を経て劣化していたらしい。

俺は10年ほど前にネパールを訪問した事があるんだけど、その頃はマオイストによる反政府運動が最も盛んだった。現在、大地震が起こって半年、インドによる国境封鎖が始まって数ヶ月。それよりも10年前のほうが不安定だった、という事なのかもしれない。

では地震と封鎖、どちらの方が影響が大きいか、というと、少なくとも今のところは圧倒的に後者のよう。ネパールには自国産業というものが皆無に等しいので、物資の不足と物価の高騰が起こっている。ただ、住民の危機意識はそれほど高くないようだし、高騰、といっても、以前の価格の2倍3倍とかではなく2割3割とかそんなレベル。ガスや石油に直接関係のないもの、例えばホテル宿泊料なんかは特に値上げもないみたい。タクシーなんかはむしろ、危機に乗じて便乗値上げしてる連中もいるんじゃないの?という印象すら受ける。

我々がネパールにやってきた目的は、エベレスト街道トレッキング。カトマンズにも見所はたくさんあるんだけど、とりあえず観光はそっちのけで準備に取り掛かる。

まずはカトマンズとルクラを往復する航空券。地震の影響(といっても風評被害に近い)で観光客が減り、おかげで飛行機の便数が少なく、なおかつ国境封鎖の関係で燃油料が高騰し、当然それにつられてチケット代も上がっているという話を聞いていた。実際にカトマンズに入るまでは、トレッキングに行くこと自体が可能かどうか、危惧していたくらいなんだけど、結論としては何の問題もなかった。翌々日の朝一番の便を予約できたし、値段も事前情報より安く済んだ。まー10件くらい代理店巡りしたけど。

航空券を確保したら、次は足りない装備の調達。トレッキングコース上にある宿では、水は無料、しかしお湯は有料、だから水をもらって暖炉の上に置いておきお湯を作る、という裏技をヨーヘイくんユカさんから教えてもらっていた。ということで、カンティーンを調達。どうやらブランド品のニセモノらしいんだけど、安い!300円くらい。そんだけ安ければ明らかにニセモノとわかるんだし、別にブランド品じゃなくても買うんだから、ムダなロゴ印刷なんぞしなければいいのに。安すぎて、溶けたりするんじゃないか?なんて心配にもなるけど、そもそもニセモノしか売ってないんだから仕方がない。

2日目

航空券の手配がおわれば、次はインドビザの申請。カトマンズでインドビザを取得するのは、比較的安価でなおかつ簡単らしい。ただし、最短でも9日とか時間がかかってしまう。

実は我々、香港でトランジットの際に、日本に帰国する航空券を抑えてしまったから、1日でも早くインドビザを取得したい。なので、トレッキングに行く前に申請を済ませ、トレッキングから帰ってきたらすぐに取得できるように、前もって手続きを進めておいた、というわけ。

8時、インドビザセンターの横にあるフォトコピー屋さんで、事前にウェブで入力しておいた申請書をプリントアウト、パスポートのコピー、ビザに貼り付ける用の写真撮影など済ます。

コピー屋さんを出ると、8時半の段階で既に5人の先客。開館時間9時になると、待ち客は30人くらいに膨れ上がる。早く来ておいて良かった。

ということで、待ち時間は延べ2時間弱。これが長いのか短いのかはわからないけれど、10時くらいにはビザセンターを出ることができ、そのままタメル(カトマンズにある繁華街)を通り過ぎて、ツーリストオフィスに直行。ネパールでトレッキングするには、ここでTIMというトレッキングの登録をする。あと、サルガマータ国立公園の入域許可証もここでゲット。

ということで、エベレストベースキャンプに向けてトレッキングするための諸手続きが全て終了。何事もスムーズに事が運んだ。やっぱり観光客が少ないからかな?意外とカトマンズの街がコンパクトで、全ての施設が徒歩圏内だったってのは大きい。

ツーリストオフィスからタメルに帰り、昨日に引き続きお買い物。本日は、簡易アイゼンを購入。航空券同様、いろんな店で聞きまくったら、かなり安く手に入った。カトマンズでの買い物の特徴は、『交渉ありきで吹っかけてくる店』だけでなく、『最初から安い値段を提示してくる店』もあることだろう。だから、何軒か回っただけで後でもよほどのボッタくりに合うことは避けられるだろうし、根気よく色んな店を巡れば底値も見えてくる。ただ、ボッタくられたとしても日本円にしてみれば大した額にはならないだろうけど。

ちなみにトレッキング中はほぼ毎日、なんなら全ての食事がダルバード(カレー定食みたいなもん)になるので、この2日間の食事は積極的にネパール料理を回避『絆』や『桃太郎』といった日本食料理店でカツ丼、かき揚げ丼など食べて過ごす。やー美味かった。中国で毎日おいしい中華料理を食べていたから、そんなに飢えてはいなかったんだけど、やっぱり故郷の味は特別。しかも、日本国内で食べる味と比べても遜色ないからすごい。さすがカトマンズ。あ。あとめっちゃオシャレなピザも食った。安くはなかったけど、クオリティを考えたらかなりのパフォーマンス。さすがカトマンズ。

カトマンズ。埃っぽくて、ごちゃごちゃしていて、煩くて、それでもなんだか居心地がいいネパールの首都。

カトマンズ。埃っぽくて、ごちゃごちゃしていて、煩くて、それでもなんだか居心地がいいネパールの首都。

カトマンズは何が楽しいって、ご飯を食べるのが楽しいのです。ice and fireのピザ。

カトマンズは何が楽しいって、ご飯を食べるのが楽しいのです。ice and fireのピザ。

絆のチキンカツ丼。

絆のチキンカツ丼。

スタミナ丼。

スタミナ丼。

親子丼。

親子丼。ご馳走様です。

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