1-2日目 リシュケシュ

ダラムサラから夜行バスに乗って、リシュケシュの町を目指す世界一周婦人と俺。

乗車時間は長く、料金も高かったから、勝手にゴージャスなバスだと思い込んでたんだけど、もはや日本では見かけることがないオンボロバス。背もたれは直角、シートにクッションなし、何度となく途中駅で停車し、その度に開け放たれたドアからビュンビュン冷たい風が吹き込んでくる。新年早々、かなり過酷な移動となった。

およそ13時間、もちろんほとんど眠ることもできずに、デラドゥンに到着。そこでバスを乗り換えて1時間、ようやくリシュケシュに到着。

ヒンドゥ教の聖なる川ガンガー(ガンジス川)で有名な街といえば、バラナシだろう。しかしここリシュケシュもガンガー河畔にあり、たくさんの巡礼者や観光客が訪れている。

特にリシュケシュは、ヨガの聖地として有名。かつてはビートルズも、ここリシュケシュで1ヶ月ほどヨガ修行らしい。

バスターミナルから目当ての宿までは案外遠く、乗り合いリキシャに乗れば良かったと後悔しながらも何とか歩ききる。寝不足のところ、道行く車のクラクションに煽られ、巻き上がる砂埃にまみれ、心身ともに疲れきってしまったものの、二人で一泊わずか400円という驚異的な安さに癒される。ホットシャワー付きでインターネットも快調。なんだか、頑張った甲斐があったような気持ちになれた。

昼ごはんを食べ終えたのが15時。

我々もビートルズよろしくヨガに打ち込むつもりでリシュケシュに来たので、道場探しに出かける。

とりあえず今日は、ガイドブックに載ってる住み込み型の道場を二軒訪問。

一軒目は、数年前に出来たばかりで、建物も新しく設備もしっかりしており、このところ人気が高まっているらしい道場。なるほどスタッフの対応も良し。図書室みたいなのもあって申し分なし。とりあえずここが本命かな。

二軒目は、昔からある有名な道場。老舗なんだから、おそらく熟練の先生が指導にあたってくれるんだろう。しかし、宿泊棟は一目で数え切れないくらいあるのに、ちょっと廃墟化しつつある寂れた雰囲気。現在の生徒数を聞くと、なんとわずか5人。やっぱヨガ道場も流行り廃れが激しい商売なんだろうか。

ちなみに値段は、前者が1600円で後者が1800円。どちらもヨガのレッスン2回に食事が3回、宿泊費込み。冷静に考えるとめちゃくちゃ安い。日本だったら15000円くらいはする?

ただ、ここはインド。なんか、もっと安くでヨガできるんじゃないの?という気がしてきた。なんといっても我々の宿は一人当たりわずか200円。で、ヨガのレッスン費用は一人一回400円が相場。食事だって、カレーで良ければ一食150円で済む。そもそも我ら、ビギナー中のビギナーなんだから、住み込み型なんかの道場に入ったら、レッスンについて行けなくて浮くんじゃない?なんて不安も頭をよぎる。

よくよく考えたら明日は日曜日、どこの道場も、レッスンお休み。焦って今すぐ決める必要はない。もう1日ゆっくりリシュケシュの街を巡って考えようということになる。

翌日

1月はインド全体が寒いらしく、リシュケシュもおかげでオフシーズンの様子。しかし、ダラムサラの寒さに比べたら、ここなんて寒いうちに入らない。日中は長袖シャツにウィンドブレーカーを羽織って丁度いい、夜はそれにフリースを加えるくらいの温度。日本だったら3月中旬くらいか。

朝一番、溜まりに溜まった洗濯物をやっつける。あーすっきり。旅人にとって、汚れた衣類がなくなることほど爽快なことはない。

で、昨日に引き続きヨガ道場探し。昨日はガンガーの北側の道場を巡ったので、今日は南側の道場を巡ってみる。

ガンガーの南北岸をつなぐ吊り橋、ラクシュマンジュラがこの街のシンボルであり、中心でもある。ちなみに橋を渡るのは、人だけではない。野良犬も渡る。野良牛も渡る。野良猿も渡る、というか猿はもう橋を縄張りにしてる。やーインドらしい。

数軒のヨガ道場を巡ってみて、端的に言えば、どれも今ひとつだった。安い道場はイマイチ感がムンムンしてる、しかしビギナーである自分たちにとって高級な道場がベストな選択肢とも思えない。

色々と思案した結果、やっぱり当初の本命である昨日の一軒目がいいんじゃない?という結論に落ち着く。宿に帰る前に立ち寄って、明日から参加したい旨を伝えよう。

と、立ち寄ってみたら、なんとどうやら満室になってしまったらしい。マジかよ!『明日の朝9時までに、参加できるかどうか確定させて連絡するから。』との返事で一旦退散。まーしゃーない。

縁がないなら諦めるしかないんだけど、じゃーどーする?ということで、再び情報収集のやり直し。で、よくよく調べてみたら、本命にしていた道場は、先生がイマイチなんて話もちらほら出てきた。なるほどそーゆー巡り合わせだったわけね、満室で良かったのかも。同時に、ラクシュマンジュラの南岸すぐにある道場の評判が良く、ビギナークラスなんてのもあるらしい。ほんじゃ本命だった道場から断られたり約束の9時までに連絡がなかったりした場合は、ビギナークラスとやらに参加してみようじゃないの。

ヨガ道場探し。こちら、私達の第一候補だったアナンドプラカーシュ。比較的新しい道場で、設備が良く綺麗で欧米人に人気の様子。日本人も多いそう。

ヨガ道場探し。こちら、私達の第一候補だったアナンドプラカーシュ。比較的新しい道場で、設備が揃っていて綺麗で欧米人に人気の様子。日本人も多いそう。


セルフィー中のシウ゛ァ神、いえ違います、手に持っているのは太鼓です。

川の東側、南の橋より更に南に位置する道場、ニケタン。(ニケタンという名前の道場は二カ所あるのでご注意を。)こちらは私達の予算をオーバー。道場の庭にいたのはセルフィー中のシウ゛ァ神?いえ違います、手に持っているのは太鼓です。


橋を縄張りにしているのはこの茶色い毛のお猿さん。通行人の荷物を観察して、フルーツを持っている人がいたら、攻撃して奪います。ご注意を。

橋を縄張りにしているのはこの茶色い毛のお猿さん。通行人の荷物を観察して、フルーツを持っている人がいたら、攻撃して奪います。ご注意を。


お願い、そのバナナ頂戴(うるうる)

橋以外を縄張りにするこの白い猿もくせ者。『お願い、そのバナナ頂戴(うるうる)』と可愛い顔してますが、くれないと分かると‥


きーーよこさんかい!

『うきーーよこさんかいー!』となります。ご注意を。


町の中央に流れるガンジス川。夕暮れ時には川がオレンジ色に染まります。

町の中央に流れるガンジス川。夕暮れ時には川がオレンジ色に染まります。

 

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