1日目 集結!地球家族

ハリドワールという、リシュケシュの玄関口にあたる駅から夜行列車に乗って、目指すはアグラ。途中、デリーで電車を乗り換え。

乗り換え待ちしてる間に、昼ごはんを食べる。バターパニールマサラ、つまりカッテージチーズとバターのカレーと、ベジビリヤニつまり野菜カレーチャーハン。さすが首都、味もいいけど値段もなかなか。もしターリー(定食)を頼んでいたら、リシュケシュのざっと倍ほどかかる。まーリシュケシュが特別に安かったんだろーけど。

久しぶりのインド鉄道にドキドキ。特に、アグラは終着駅じゃないので、気をつけないと通過してしまう。もちろん、『次は何駅〜』なんて車内アナウンスしてくれないので、スマホの地図アプリで位置確認は怠らず、降り損ねてしまわないように細心の注意を払う。

てな感じで17時、無事にアグラ到着。

アグラは、タージマハルで有名な街。タージマハルって何か?たぶんインドと言えば一番に連想するであろう、玉ネギ屋根した巨大な神殿みたいなアレのことです。でもタージマハルを見に行くのは明日。

実を言うと観光名所としてのアグラは、どれもタージマハル絡み。正直、タージマハルを見に行く以外にはそれほどすることもないらしい。鉄道アクセスが良いから、何ならデリーからの日帰りや、朝に来て、タージマハルを見て、夕方には次なる街へ移動する、何てことも不可能ではない。

しかし、世界一周婦人と俺には、アグラを訪れる重大な理由が、タージマハルの他にもう一つあった。

そう、『集結!地球家族』。

世界一周婦人の父と母である、『地球伯爵』と『地球貴婦人』がインドにて『世界融合サミット』講演を行った後、ここアグラに降臨されるというので、我々もそれに合わせて馳せ参じた、というわけ(詳しくは、ブログ『吾輩と地球貴婦人』を参照)。

婦人と俺がホステルにチェックインし、インターネットに接続すると、バッチリのタイミングで連絡が入った。どうやらお二人も、タージマハルを除くアグラ観光を一通り楽しんだ(観光客お断りデーの金曜日だったから)後、宿に戻るところで、ちょうど我々の宿の近くを通っていたらしい。

『ウォホン…ここですかな?世界一周婦人が泊まっているという宿は。』ロビーでこだまする威厳に満ちた伯爵の声が、我々の部屋にも響いてきた。

『パパ、ママ!』

婦人は部屋の扉を蹴破って駆け出し、伯爵の首に飛びついた。

『あらまぁ、はしたないですわよ、世界一周婦人。』落ち着いた調子で婦人をいさめる貴婦人。

『だって、だって、もう何ヶ月も会ってなかったのよ?!』泣きじゃくる婦人。

『ワハハハハ!さすがお前は末娘だな。この年になってもまだ甘えが抜けぬか!』

『エヘヘヘヘ!』

『オホホホホ!』

…と。

そろそろ妄想が加速して現実離してきそうなので、普通に書きます。

ごくごくシンプルに事実を整理すると、お父さんお母さんが仕事の関係で来印、仕事仲間のエスコートを受けてアグラ観光、タイミング良く自分たちはそれに合流させてもらえた、というわけです。妄想に反して、現実はあっさりとした再会でしたよ。ちょっと味気ないくらい?まー去る6月にフィンランドでお会いしてたし、ラインやフェイスブックで頻繁にやりとりしてたし、年末年始にはご挨拶も済ませていたし。インターネットにアクセスすれば、世界中どこにいても会いたい人と面と向かって話しすることができるから、便利になったのは間違いないんだけれど。

で、お父さんの仕事仲間であるインド人ラムさんのご案内を得て、ラムさんの大先生のお宅訪問をさせてもらえることとなった。

大先生がお住まいなのは、いわゆる『社宅』にあたるものなんだろう。しかし社会的地位の高い方なので、かなり立派。なんと全部で15部屋もあるんだそう。すげー。こうやって外国からのお客様を接待するのも仕事のうち、ということだろうか。

応接間に通してもらうと、そこには大きな二枚のヒンドゥ教の絵が掲げられていた。で、ラムさんがその絵に描かれた神々の話を教えてくれる。

自分が理解した内容では、この世界が創造されてから現在まで4つの世代があるんだという。第1世代は10万年という長い寿命を持っていて、争いもなかった。第2世代は1万年の寿命、しかし惑星単位での争いが起こるようになった。第3世代では千年、国単位で争うようになった。

そして我々の第4世代。寿命は百年以下とまでなってしまい、争いは家族間で起こるようにまでなってしまった。我々の次に来る第5世代は、一体どうなってしまうのだろう?自分自身の中で争い、10代になる前に死ぬ?何だかそれって、もう既に起こりつつあるんじゃないの?そんな風に考えさせられる話だった。

インド哲学というものを深く学んだことはない。でも、こういう教訓譚みたいなのがサラッと出てくるのが凄いと思う。

我々のヨガの師匠であるミトラも、たまにそんな話をしてくれた。

ミトラの話の中には、ヨガの師匠が弟子に語って聞かせるために作られたであろう物語的なものもたくさんあった。でも自分が感心させられたのはむしろ、彼が彼自身の実体験を、彼自身の哲学に沿った教訓譚にまとめ上げて我々に聞かせてくれたもの。なんか、宗教とか哲学ってものが、お賽銭を投げ入れ自分本位なお願い事をしたり、やたらと難しい単語にまみれた本を読んでニヒルに気分に浸ったりするだけのものではない、日常生活に生かされてるなって思った。

その後、ダイニングに招かれお食事を頂くことになる。メニューはインドの家庭料理。ダルだったりチャパティだったり、基本的にはこれまでの旅で食べてきたものとさほど変わらない。でも、やっぱり美味い。スパイスや調味料でごまかしてなくて、素材の味がしっかり残っている。食中にお口直しとして食べるヨーグルトや、デザートに出てきた丸くて不思議な食感のパンのシロップ漬けも面白かった。

そんな感じでちゃっかりご馳走にありついた婦人と俺。最後にみんなで、日本の遊び『あっち向いてホイ』をやってお開きとあいなりました。

デリー乗り換え時に食べたのはなんちゃってビルヤーニと、バターマサラパニール。

デリー乗り換え時に食べたのはビルヤーニ風のカレーピラフと、バターマサラパニール。本物のビルヤーニを早く食べてみたいです。

あっさり再開した後、冷え冷えのビールで再開を祝福!私達はネパール以来。父達もインドでは初めて。この味、喉ごし、たまりません。

あっさり再開した後、冷え冷えのビールで再開を祝福!私達はネパール以来。父達もインドでは初めて。この味、喉ごし、たまりません。

インドのご家庭訪問。

インドのご家庭へお邪魔することに。沢山の種類の料理を用意して下さっていました。

美味しかったのがこちらのお芋のクリームカレー。小さなお芋の中にはパニールが入っています。優しい家庭の味。

美味しかったのがこちらのお芋のクリームカレー。3cm程の小さなお芋の中にはパニールが入っています。優しい家庭の味。

アイスクリームに見えるこちらは、スポンジ菓子。杏仁豆腐のシロップに似た味のシロップを染み込ませて食べます。今まで食べたことのない食感でした。

アイスクリームに見えるこちらは、スポンジ菓子。杏仁豆腐のシロップに似た味のシロップを染み込ませて食べます。今まで食べたことのない食感でした。

リビングには大きな神棚。神様が沢山いるインド、神棚にも神様が一杯です。フィギュアのコレクションのよう。

リビングには大きな神棚。神様が沢山いるインド、神棚にも神様が一杯です。フィギュアのコレクションのよう。

キッチンにて、チャパティの作り方を見せて貰う事に。大理石の板の上で生地を丸く麺棒で手早く伸ばすと‥

キッチンにて、チャパティの作り方を見せて貰う事に。大理石の板の上で生地を丸く麺棒で手早く伸ばすと‥

底の浅いフライパンのような分厚い鉄板の上で温めます。

底の浅いフライパンのような分厚い鉄板の上で温めます。

その後は、直火焼き!で、焦げ目を付けます。

その後は、直火焼き!で、焦げ目を付けます。お見事~!日本ではインドといえばナンですが、インドで主に食べるのはチャパティです。

最後に皆であっちむいてホイ。大爆笑。

最後に皆であっちむいてホイ。大爆笑。

 

 

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