振り返る④、世界の遺跡、聖地

1年5カ月の旅で、主にこんな遺跡や聖地に行きました。
コパン、ティカル、トゥルム、ウシュマル、チチェンイツァ(中米マヤ文明遺跡)、ラリベラ(エチオピア)、イスタンブール(トルコ)、エフェス(トルコ)、アテネ(ギリシャ)、メテオラ(ギリシャ)、ゲガルド修道院(アルメニア)、シラーズ、ヤズド、エスファハン、マシュハド(イラン)、ヒヴァ、ブハラ、サマルカンド(ウズベキスタン)、莫高窟(中国)、始皇帝陵(中国)、東チベット(中国)、4大仏教聖地(ネパール、インド)、ゴールデンテンプル(インド)、タージマハル(インド)、パンピ(インド)

世界一周してる旅人のブログを見てると、だいたいみんな、どこかのタイミングで遺跡とか宗教施設に飽きちゃうみたいなんですね。で、日本ではやったこともなかった山登りにハマったり。それってもったいない。自分たちは元から山旅がメインでしたが、それでも最後まで遺跡とか聖地に行き続け、飽きる事はありませんでした。
山登りは、辛い思いをした後のご褒美に美しい景色を見れる、達成感がある、だから楽しい。遺跡とか聖地を巡るのが、どれも同じに見えて退屈に感じる時期はある。けど、それは森に視界を遮られた辛い上り坂と同じ。退屈を乗り超えて、細かいニュアンスの違いとかに気づけるようになったら、やっぱり楽しいんですよね。だから『〇〇遺跡はガッカリだった』みたいな文字を見ると、本当に悲しくなります。『自分の感受性の鈍化を、遺跡のせいにしないでくれ!』と思います。確かに、生命維持装置のような鉄骨むき出し屋根に囲われた遺跡とか、センスの欠片もないコンクリート製の聖地に、興がさめるのは事実ですが、見るべきところはそこではない。山登りが楽しいだけでなく体のエクササイズになるのと同じで、感受性のトレーニングのためにも、遺跡や聖地を巡るのはオススメです(前置きが長くなった)。
人の個性と同じで、美しい景観にランク付けすることはできませんが、世界一周婦人と俺でそれぞれ3つずつ、お気に入りの遺跡や聖地を選んでみました。

<世界一周婦人的遺跡、聖地>

①カッパドキア(トルコ)

カッパドキアでは毎朝朝日と同じ時刻に無数の気球が上がります。

カッパドキアでは毎朝朝日と同じ時刻に無数の気球が上がります。

ギョレメの町から10分歩けば人工の建物は無くなり、奇岩のみのエリアに行くことができます。カッパドキアの凄い所は広大な土地に奇岩が見渡す限りあって、その殆どが出入り自由の探検し放題なところです。遊び盛りの子どもを連れていけば楽しいこと間違いありません。

ギョレメの町から10分歩けば人工の建物は無くなり、奇岩のみのエリアに行くことができます。カッパドキアの凄い所は広大な土地に奇岩が見渡す限りあって、その殆どが出入り自由の探検し放題なところです。https://loscaracolesjp.wordpress.com/category/トルコ/カッパドキア/

カッパドキアは、キノコ型をした不思議な岩が乱立する谷をトレッキングしたり、気球を眺めるだけでも十分楽しいです。しかしあえてこのカテゴリで語るのは、ここがかつて、イスラム教の帝国の中にあって、キリスト教徒の人々が身を隠すように住んだ場所だから。キノコ型をした岩に穴を掘って住んだり、2万にもの人が住める巨大洞窟を作ったりしたのは、迫害を恐れたが故。そういう風に思って見ると、なおさら感慨深いんですよね。

②イランのイスラム教建築

入って驚き、キラキラです。ミラーボール逆バージョンです。是非真っ暗にしてレーザービームを当ててみたくなります。

入って驚き、キラキラです。ミラーボール逆バージョンです。是非真っ暗にしてレーザービームを当ててみたくなります。

旅を通して色んなイスラム教の国を訪れましたが、イランで見たモスクやメドレゼが最も印象に残っています。外側は精緻なタイルワークで覆われ、内側はまるで万華鏡のように細かな鏡が全面に張り巡らされている。そういった装飾的な意味でももちろん凄かったんですが、そこで祈りを捧げる人々の姿になおさら圧倒されました。
あと、イスラム教建築ではありませんが、ペルセポリスも良かったです。はるか昔からペルシャ人(イラン人)は手先が器用だったんだなって分かります。

③始皇帝陵(中国)

しかし、色がなくてもこの詳細に作られた陶器の兵士達を見れば、2000年以上前の人の姿を想像できます。

色がなくてもこの詳細に作られた陶器の兵士達を見れば、2000年以上前の兵士達の姿を想像できます。

紀元前においても、こんなにも高い陶芸技術を持っていた中国。中国の歴史の分厚さを感じた兵士俑でした。

紀元前においても、こんなにも高い陶芸技術を持っていた中国。中国の歴史の分厚さを感じた兵士俑でした。https://loscaracolesjp.wordpress.com/category/中国/シーアン/

前方後円墳とか、古代の権力者のお墓は日本にもたくさんありますが、これはその最大規模のもの。なおかつオリジナル?
スケールも凄かったんですが、例の陶器の兵士像、あれ、一つ一つ表情が違うんです!粘土を型押しして作ってるんじゃないんです!2000年以上も昔なのに、なんちゅう技術力!日本のハニワとは月とスッポンです!
それにしても偉大な男は死ぬのも一苦労ですね。自分なら、あんなお墓は御免こうむりたい。間違っても中国統一などしないよう気をつけます。

 

<俺的遺跡、聖地>

①ゲガルド修道院(アルメニア)

赤い

信者が納めたという石碑からはイスラム芸術の影響が感じられます。

シリア、イスラム国を巡って各国の思惑が複雑に絡まりあった中東情勢。我々が旅した期間は、ちょうどそれが悪化の一途をたどり、フランスはパリでテロが起こり、トルコがロシアの戦闘機を撃墜するなど、もはや世界戦争が始まる一歩手前なんじゃないか?という不安さえ頭をよぎりました。
アルメニアという国、あるいは民族を知ることは、この問題を身近に感じるきっかけとなりました。なんでトルコとロシアの仲が悪いのかとか、逆になんでイランとロシアの仲が良いのかとか、今はあんまり不思議に思いません。
んでここ、ゲガルド修道院。自分がここを選んだのは、キリスト教の修道院なのに、イスラム文化っぽい建築装飾をしてるんですよね。つまり、現代では対立構図をもって語られることが多いイスラム教とキリスト教が、互いに尊重しあって共存していたんだなって、ここに来たら確信出来たんです。世界の平和を願って、たくさんの人にゲガルド修道院へ行って欲しいなと思います。

 

②東チベット(中国)

二階建て吹き抜けになった建物の天井からは、鯉のぼりのような布で出来た飾りが垂れ下がっています。

二階建て吹き抜けになった建物の天井からは、鯉のぼりのような布で出来た飾りが垂れ下がっています。

東チベットと呼ぶのか、それとも西四川と呼ぶのか。正直どっちでも良いじゃん!って思いますが、これまた一筋縄にはいかない歴史がそれを許さない。
自分なりに色々と勉強してみたけど、もう、むずかしくって、こんがらがって、どうすればいいかわからなくなったから、ラマ(チベット仏教の高僧)に思い切って聞いてみたんです。『世界が平和になるために、自分たちはどうしたらいいんですか?』と。そしたら『美しい心を持ちなさい』との答えが返ってきました。

③リシュケシュ(インド)

max12人の小さめのスタジオ。1月はオフシーズンなので、いつも4人程、間違った動きをしているとすぐに直されます。先生は少し日本語が話せるのですが、インド人の先生に『オシリシボッテ~!』と言われると、何だか笑えます。1回目は筋肉や骨の名前の英単語がわからず、他の人の動きを見ながらマネをして、頑張って付いていく。ようやく何を言っているか分かるようになったのが4回目くらいからでした。当初は1日2回しようか、といっていた私達。先生からは『1日1回で十分!』とのお言葉。実際、この先生の授業、かなりしんどいのです。1時間半程の授業でかなりの筋肉痛に。

max12人の小さめのスタジオ。1月はオフシーズンなので、いつも4人程、間違った動きをしているとすぐに直されます。先生は少し日本語が話せるのですが、インド人の先生に『オシリシボッテ~!』と言われると、何だか笑えます。

しかし如何せん今は冬。バタフライはせず膝まで浸かって、頭に水かけて終了。先生曰く、これでも効果はあるそうです。

しかし如何せん今は冬。バタフライはせず膝まで浸かって、頭に水かけて終了。先生曰く、これでも効果はあるそうです。https://loscaracolesjp.wordpress.com/category/インド/リシュケシュ/

じゃあ、どうやったら自分の心を美しく保つことができるの?仏教や、仏教のバックボーンにあるヒンドゥー教は、そのための具体的な方法も用意していてくれました。それが『ヨガ』です。驚愕!欧米社会では20世紀になってようやくフロイトやユングによって提起された心の問題に、インドは何千年も前からアプローチし続け、既に解決策まで見つけていたなんて!
近代科学的実験に基づいて検証した、同じ条件さえ整えれば誰もが再現可能な現象以外は真実ではない、という立場の人からすれば、プラーナをチャクラでコントロールして…何てことはカルトにすら思えるでしょう。でも、例え実験論文なんか残ってなくても、長い歴史の中で多くの人が取り組み、手探りながらも見つけ出したヨガは、真実として信頼するに足る手段と思います。漢方薬と同じで、もっと世界から評価を受けても良いんじゃないかな。

<他にも行ってみたいポイント(備忘録)>

バチカン市国、メッカ(サウジアラビア)、イスラエル

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