12日目　バニョマリアとチョコとチーズ

『ジャムを詰めた二度茹ですること、スペイン語でなんて言うか知ってる？バニョマリア（水浴びするマリア）よ』と、マリア。

今日は、えらく遅くまで大騒ぎした昨日のパーティの影響で、みんな気だるい雰囲気。

『畑で水やりだけしに、誰か俺にもう一人ついてきて、あとはキッチンの片付けしといてくれよ。それが終わったらバニョマリアよろしく。』と、ジェシー。アリスが畑について行って、ソーリと世界一周婦人と俺の3人がカサ・ルイサに残ることになった。まぁ3人もいればキッチンの片付けなどわけもない。畑チームもすぐに帰ってきた。そんな感じで今日の仕事は終わり。俺は部屋で本を読み、婦人はみんなに西村家式の足踏みマッサージ。特にジェシーがお気に召したようだった。
昼からは、みんなで川へ行って水浴びし、そのままグラウスへ。明日、日本食パーティをする予定なので、その買い出し。

グラウスのような小さな町でも、スーパーに行けばノリや醤油は手に入る。ということで、今回も手巻き寿司パーティをすることに決定。なんだか我々、『世界中で手巻き寿司を作る旅人』みたいな感じになってきた。それも悪くない。セカスティージャは特に、山の中にある村なので、ノリこそあれど海の幸は缶詰頼りになるだろうから、かなりアレンジしたお寿司にせざるを得ない。まあ、それも悪くない。どんなお寿司になるか、自分でも楽しみ。
グラウスで買い物を済ませた後は、周辺の村々で、ジェシーの英会話レッスンのビラ配り。ジェシー行きつけの店で一杯やりながらビラを貼らせてもらう。

途中、この辺りでは有名だという手作りチョコレートのお店でチョコレートのバティド（シェイク）とホットチョコレートを飲む。どちらもどろっどろで濃厚。お腹いっぱいになった。

口の中が甘ったるーくなったので、次はチーズ屋さん。全商品、太っ腹に試食させてもらったら、今度は口の中がしょっぱーくなった。で、お土産にいくつかチーズを買ったあとに、お店の裏の山羊の小屋を見に行くと、なんとなんと生まれたばかりの山羊の赤ちゃんが産声を上げている！びっくりした。
と、ほぼオフみたいな感じで1日終わり。車中エアロスミスを絶叫しながらカサ・ルイサへ帰る。