1年5カ月の旅で、主にこんな水辺に行きました
イグアス(アルゼンチン)、レンソイスマラニャンセス(ブラジル)、アマゾン(ブラジル)、エンジェルフォール(ベネズエラ)、カタトゥンボ(ベネズエラ)、タガンガ(コロンビア)、サンブラス諸島(パナマ)、セムクシャンペイ(グアテマラ)、キーカーカー(ベリーズ)、セノーテ(メキシコ)、ガラパゴス諸島(エクアドル)、ロスグラシアレス(アルゼンチン)、プリトヴィツェ(クロアチア)、パムッカレ(トルコ)、黄龍と九寨溝(中国)
世界一周の旅に出る前は、圧倒的に山派だった我々。しかし旅仲間のタカにそそのか…や、オススメされて始めたスキューバダイビングで、形勢は大いに傾きました。海と山、どちらがキレイとか、そういう事は決められませんが、自分の想像や期待を超えてくるのは、海の方が多いかな。まー初心者だからってのはあるでしょうけど。
あと、石灰岩で出来た棚田みたいなのには、何となく憧れが強いですね。神秘的だなーって思います。
人の個性と同じで、美しい景観にランク付けすることはできませんが、世界一周婦人と俺でそれぞれ3つずつ、お気に入りの水辺を選んでみました。
<世界一周婦人的水辺>
①レンソイスマラニャンセス(ブラジル)
何度も飛行機を乗り継いで、長時間トランジットをやり過ごし、パラグアイでさっそくロストバゲージ。なんでそんなややこしいスタートを切ったの?と笑われるんですが、答えはここ、レンソイスのベストシーズンに来たかったから。
白い砂丘の畝がどこまでも連なり、その窪みには青く澄んだ泉。『絶景』という言葉はどうもその価値がデフレ気味な昨今ですが、ここは正しく『絶景』でした。
②ガラパゴス諸島(エクアドル)
アシカ、海ガメ、ペンギン、エイ、サメ、魚の大群と共に泳いだ日々。やー本当に楽しかったです。カナヅチ意識の強かった自分も、ここに来たおかげでいくらかそれを克服することが出来ました。
個人旅行者が入島できるのは3つだけ。ツアーであれば、他にもたくさんの島を訪れることが可能。ダイビングに明け暮れるツアーなんてのもあります。再訪したすぎる!
③黄龍と九寨溝(中国)
見たことないくらいの美しい自然といえば南米やアフリカをイメージするんですが、中国にはそれに勝るとも劣らない劣らない自然がたくさんあります。黄龍と九寨溝はその代表。
確かに、超有名観光地なので、訪れる人は半端じゃない。しかしスケールの大きさも半端じゃないので、存分に秘境感を味わえます。
<俺的水辺>
①カタトゥンボ(ベネズエラ)
1日に、いや、わずか1時間の間に何千回という稲妻が走るという不思議な場所、カタトゥンボ。世界広しと言えども、ここ以外でそんな話は聞いたことがありませんでした。稲妻自体も凄いんですが、湖の上に建てられた村での生活も、なかなか面白かった。
また、不安定な政治経済状態が続き危険なイメージが強いベネズエラですが、ロライマにエンジェルフォール(行った)、ロスジャノスにマルガリータ島(行ってない)など、本当に美しい自然がたくさん残っています。でも危険。でもオススメ。むー、複雑。
②サンブラス諸島(パナマ)
コロンビアとパナマの海の国境、プエルトオバルディア。何もすることない、ATMすらない小さな村で、次はいつ船がでるのかも分からず、ひたすら宿代と食事代でお金が減っていく不安な日々。間違いなくこの旅の『負のハイライト』ですが、それも今はもういい思い出。
そんなプエルトオバルディアを脱出してたどり着いたサンブラス諸島は、マンガに出てくる美しい海がそのまま現実になったような場所でした。コバルトブルーの海に、白い砂浜にヤシの木が一本だけ生えた、亀仙人が住んでそうな島がポツリポツリ。カニやロブスターも美味かったぁ。
③ロスグラシアレス(アルゼンチン)
溶けた氷の中に、恐竜がいたら、玉のり仕込みたい。そんな気持ちになったことってありますか?自分はあります。そう、ここで。
フィッツロイやらロフォーテンやらエベレスト街道など、世界のいろんな所で氷河を見ましたが、ロスグラシアレスが一番壮大で、なおかつ美しかったです。見つめていると吸い込まれてしまいそうな青、その氷で作ったウイスキーオンザロック。絶品でした。
<他にも行ってみたいポイント(備忘録)>
ダハブ(エジプト)、東南アジアの海、八重山諸島(日本)